ミラ・イース売れてる

日経Webによればダイハツはミライースの販売計画を現在の年間12万台から20万台に引き上げるという。こいつにトヨタ
向けイースも上乗せされるため、下を見て30万台規模になると思う。しかも今まで軽自動車を買っていなかった層まで取り込んでいるようだ。こうなると心配なのが「利益出るのか?」。

ミラ・イースの試乗会の時に聞いてみたら「大阪の企業ですから」。どうやらミラより利幅大きく、ムーヴと遜色ないのだという。ミラ・イースの開発思想で最も大きかったのは燃費の追求ながら、コストダウンも負けないくらい頑張ったとのこと。となるとアルト・エコのポジションが微妙になってくる。儲からないんだと思う。

基本設計同じアルトより安い。それでいてアイドルストップまで標準装備しちゃっている。だからスズキはアルト・エコを積極的にアピールしないのかもしれない。しかもアルト・エコのエンジンは簡単にワゴンRやパレットに載らないのだとい
う。低燃費の新世代エンジンをドンドン拡大搭載していってるダイハツと対照的だ。

軽自動車で勝負しようとしているホンダにとって低コスト可のハードルは高い。ただタントより圧倒的にリーズナブルなN・BOXの価格設定を見ると、覚悟を決めたかな、とも思う。いずれにしろ国内は厳しい低燃
費&低価格化競争が始まった。この勝負に負けないよう、各社ウデの見せ所でございます。

・ECOカージアは「プリウスPHV苦戦か?

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6 Responses to “ミラ・イース売れてる”

  1. 小林 英弘 より:

    ダイハツでミラ・イースの開発に携わった方々は良かったですね。こういう話を聞くと「こういう仕事って苦労は絶えないんだろうが、それが報われた時の充実感たるや言葉では言い表せないモノがあるんだろうなぁ〜」て思います。いいですよね、何かを「創造する」仕事って。
    ただ…試乗こそしませんでしたが、ミラ・イースの後席って商用ミラ・バンそのものですよね!? どのクルマ雑誌やwebも「ヘッドレストがない!」事をヤリ玉に挙げてましたが…そんな記事を書いた方々に聞いてみたいですね〜「アナタ、この手の商用バン仕様のシートに長時間乗った事あるんですか!?」って!
    ミラ・イースの活況に水を差す様で気が引けますが実体験を元に言わせてもらえば…「あんなリアシート、ウレタン貼ったタダの板!ヘッドレスト云々以前に30分乗ってたら腰とふくらはぎの裏側が痛くなってきますから!」。公用車の先代ミラ・バンの後部座席に乗って県外主張に行った事がありますが…宿に着いたら全身筋肉痛(笑)。脚色&嘘偽りなしの実話です(笑)。
    …これひとつ取っても思うのは「『自動車評論家』って所詮は「さもありなんな机上の空論」書いてメシ喰ってんじゃないの!?」です(←もちろん国沢さんはその手の輩と違うのは十二分に分かってますよ!)です。「この記事書いたお前!ヘッドレスト云々以前にこの手のバン仕様シートに実際に乗った事あるんか? 分かった様なコト書く前に実際に体験してみろ!」て言いたいです。
    しかしそれでもミラ・イースが売れてるって凄いですね! それだけ売れるという事は地方のみならず「大阪や東京」等の「大都会」でも売れてるって事でしょう?」…凄いですねぇ…。あの「絶妙に老若男女にウケる顔」が良かったのでしょうか?(笑)。

  2. tonpochi より:

    産経ニュースによると、トヨタアクアの発売開始から1ヶ月の受注台数は12万台に達したそうです。
    http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120201/biz12020114000016-n1.htm
    凄いですね。これはミライースの年間販売計画にたった1ヶ月で並んだことになります。言葉は悪いけど国家ぐるみのエコの擂り込みが効いてますね。
    でも何で1台に集中してしまうのでしょうか?今後発注する方はロングリードタイムを覚悟しないといけません。燃費でもとを取るなら最低でも10万kmは走らないとデミオに負けてしまいます。
    ところで、HONDAのHV全世界販売で80万台突破したそうです。これで今(IMA)のHVシステムのノルマ達成したらしいです。ということは、次期HVシステム開発に本腰を入れられることになります。早くアクアとガチ勝負できる車を出してほしいです。

  3. ばたやん より:

    売れているんですよね、ミラ・イース。残念ながら山口県下関では私は走ってるトコまだ見た事ないです。そんなんだからアルト・エコは…普通のアルトと見分けつきません。

  4. 白木 晴幸 より:

    現代日本の一般家庭では、一家に二台は普通でファーストカーは燃費が悪くてもミニバンが圧倒的で、セカンドカーにエコ重視のヤツが選ばれます(地方はこのパターンが多い)。
    だからCMやカタログ燃費、セールストーク等に乗せられて?(失礼)高燃費の軽カーが売れていると思います。
    そこに満を持して出たのがリッター30㎞の超燃費、ミラ・イースです。ここしばらくは果てしない数字競争が続く事でしょう(笑)。

  5. 白木 晴幸 より:

    追伸:軽は車庫証明がいらないと言う特権が有りますからこれも追い風になりますよね。

  6. COLT より:

    トヨタ向けに10万台とは身内の大口ユーザーであるトヨタレンタリースへの納品を見込んだ数字ですよね?
    そうじゃなければ一般、フリートだけでこの数字は厳しいと思います。
    と言うのも昨年末にウチのオカンがハイゼットカーゴの購入を決めた時、僕が「もうすぐトヨタのバッジつけたやつ出るで」と言うと、「よしダイハツやめてそっちにしよか」となったので早速トヨタのディーラーに足を運んだのですが・・・・・。
    「まだ詳しい資料が届いていないので・・・・・ダイハツさんに行って詳しいこと聞いて下さい。グレード、オプションが決まり次第、こちらでご購入を・・・・・」とセールスマンの弁。
    「買うゆうて店に来たのになんで客逃がすようなこと言うん?」とオカンの弁。
    結局、ピクシスバンではなくハイゼットカーゴが納車された訳ですが・・・・・「トヨタが軽自動車・・・・・」という見出しを新聞の経済面に載せて株価を吊り上げることしか考えていない?
    まだピクシスの展示車すら見たことありません。

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