新型タント、少しばかりがっかり!

新しいタントに試乗してみた。テストコースでハンドル握った時は好印象だったけれど、一般道だと乗り心地の質感で少しばかり厳しかったです。クルマ全体の挙動こそ悪くないのだけれど、道路の継ぎ目など10mmくらいある段差を通過すると「ドシン!」という衝撃を伝えてしまう。まぁ先代タントに乗っている人からすれば大幅によくなっているとは思うかもしれません。

やはり現時点でも自動ブレーキ性能など総合評価だとデイズ/eKクロスが最も良い。マイナーチェンジで自動ブレーキ性能をN-WGNと同じレベルに引き上げてくれば、N-BOXとデイズ/eKクロスですね。特にライバルと比べた時の自動ブレーキ性能の低さは決定的だと考えます。残念ながら軽自動車を買うお客さんの多くは、自動ブレーキに性能差あることを知らない。

アダプティブクルーズもターボモデルにオプション設定。そもそもホンダや日産/三菱が自動ブレーキ性能やアダプティブクルーズを実現するため電動パーキングにしているが、全て普通の足踏み式。ダイハツからすれば、軽自動車ユーザーの大半はそんなモン使わないと考えているんだと思う。このあたりの「見切り」や「基準」が全てムカシのトヨタみたいだ。

ここにきてコードグラバー(スマートキーの複製装置)を使った車両盗難が関西地域を中心に顕在化しているが、盗難の対象になってるのは基本的に盗難防止アラームを標準装備してないプリウスなどのトヨタ車。当時、トヨタにアラームを標準装備して欲しいと何度も言ったが「そんなモノはユーザーのニーズがない!」。チーフエンジニアとケンカになったこともありました。

今はトヨタも盗難防止アラームが標準装備されているため、リレーアタックにだけ気を付ければよい。コードグラバー、まずはバールや針金など使い物理的にドア開け、そこからOBD2に端子差し込む。ドア開けた時にアラーム鳴るクルマは窃盗団も避けます。ダイハツもユーザーのことを第一に考えて欲しい。今はコストコストコストであります。ユーザーのニーズも変化する。

 

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