新型フィットとヤリスに試乗! 全くキャラ違うがコスパの勝ち負けは明確かも
正規のルートじゃなく新型フィットとヤリスに公道で試乗した。両方ともハイブリッドです。詳細な試乗レポートは近々紹介したいが概要など。結論から書くと、全くキャラクター違う。クルマにキャビンスペースを期待するなら、瞬時も迷うこと無く新型フィットを推奨しておく。リアシートの居住性とラゲッジスペースで、圧倒的に新型フィット優位だからだ。
乗り心地も新型フィットの勝ち。ヤリス、ボディ剛性感や直進安定性、ステアリングフィールなど雰囲気は少し勝っているのだけれど、路面からの細かいツキ上げをダンパーが消し切れていない。コーナリングなど大きな入力入った時はしっかりしているが、もう少し良質のダンパー使ったらいいと思う。現地のダンパー使う欧州工場製のヤリス、素晴らしいクルマだと予測しておく。
ドライバビリティは、フル加速始まった時の絶対的な出力だと良い勝負。ヤリスの試乗車は4WDだったこともあり、発進加速のタイム計測したら新型フィット少し勝ち。FF同士なら同等かと。新型フィット唯一の課題は、エンジン停止状態の40km/h巡航から全開にした時のレスポンスだ。エンジン掛かってればけっこう元気ながら、停止状態だと1秒以上反応無しの状態続く。
普通に使うのなら多くの点で新型フィットが好ましいと思う。明らかにヤリスの勝ちなのは実用燃費だ。ハイブリッド同士の比較で10%くらいヤリス優勢。ただ新型フィットの燃費だって十分に良い。年間走行距離少ないなら、新型フィットなら1300cc。ヤリスであればパワフルな1500ccなど考えるべきかもしれません。ハイブリッド以外の実用燃費、かなりよさそう。
ヤリスで感じた2つの「う~ん!」は、アダプティブクルコンが停止まで追従しないこと。減速していくと30km/hくらいで切れてしまう。今や軽自動車でも停止まで制御する時代なので悲しい。2つ目はリアラゲッジのフロア。開くと真っ白の発泡スチロール! その下は鉄板剥き出しで泣ける。フルトリムの新型フィットは納得いく。自動車メディア的には新型フィットの勝ちだと思う。
ただアダプティブクルコンは使わない人が多く、ラゲッジのフロアだって開けない。そんな人からすればどちらも同じ。売れ行きの予想は難しいです。
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