新型フォレスター乗ったら「やっと4代目レガシィの進化系が出てきましたね!」と嬉しくなった
新型フォレスターに一般道とグラベル路で試乗した。袖ケ浦サーキットで試乗した時も「いいクルマですね!」と思ったが、一般道でハンドル握ると一段とイイ! ムカシから「良いクルマは10m走れば解る」みたいな都市伝説などあるけれど、それホントです。ボディの剛性感やサスペンションの微少入力の動き、滑らかさなど全ての挙動が出るからだ。
サーキットで試乗した時は「いいね!」くらいだったものの、一般道の路面だと従来型と一線を画す。何を隠そう私は4代目レガシィでスバルの進化は止まったと思っていた。4代目レガシィに乗ると、5代目は欧州車に届くんじゃないかと期待出来た。なのに本当の5代目はアメリカへ行っちゃいました。レヴォーグもなんか違う。先代フォレスターもなんか違う。
ただここにきてスバルは変わり始めていた。おそらく藤貫さんがCTOになってからだと思う。まずレイバックで「おや?」。続いてBRZのアプライドDでウナった。さらに870万円と言われているWRX S4ベースのS210も「こらM3やAMGに匹敵しますね!」。そしてついに量販モデルとして登場してきたのである。4代目レガシィでスバルは卒業した皆さん、ぜひ試乗して頂きたい。
レガシィ好き”だった”人なら、私のように10m走っただけで「なるほど!」と思って頂けるだろう。グラベル路を走ると一段と基本性能の良さが解る。ただし! 2代目レガシィで開いた「華」が解りづらい。すでに1万5千台ほど受けている受注も現在進行形のスバルファンばかりだという。レガシィ人気の頂点は大半が他のメーカーからの乗り換えだった。どう宣伝するか?
非常に満足した新型フォレスターながら、唯一の「う~ん」が座面高。上の写真はレンズを私の目の高さにして撮ったもの。座った瞬間、シートリフターが一番高い位置になっているかと思ったほど。ダッシュボードの位置が低いと落ち着かない。アルファードなんか意識して高くしている。私の座高の高さからくるのか? 気にならないなら問題ないです。
フォレスターはアメリカ市場でたくさん売れているため、特殊なスペックを持つ。例えばルーフテント。屋根が潰れないのか聞いたら「耐荷重300kgなんです」。テントが40kg。それに大人2人で寝ても大丈夫とのこと。その気になれば車内でも寝られるので親子4人のキャンプまでカバー出来そうだ。おっと! パワーユニットの紹介をしてなかった。続きは明日。
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35年ほど前に二代目レガシィの前期型グランドワゴンを所有していましたが当時の車としては一番ドイツ車に近い仕上がりだと思います。知人が乗ってたaudi A5と人に言えない高速走行【ぬおわkm】とかでテストしていましたがaudiの所有者が「乗った感じがA5とほとんど変わらない、国産車もやるじゃないかと」言っとりました。おまけに値段半分でAWD。
まあ実燃費が6kmとかブレーキの剛性が低いとか280PSのGTが加速時に息継ぎするとかこれじゃない感丸出しのブライトン2,2Lとかすべてをぶち壊すジャトコのATの出来の悪さとか笑えるところもありましたが。
国内市場を見捨ててアメリカ向けにどんどんでかくなり売れなくなってレヴォーグなんて代替え車種を作ったりとか迷走しついには日本での販売を止めてしまいました。時代に逆行していつまでも水平対向にこだわって低燃費エンジンを開発せずにおまけにステーションワゴンの需要が無くなり結局の所トップが先見の明が無かったことで実質消滅しました。やっぱりトップが大事なんですね。
ただスバルユーザーはそれでも買ってくれるので何とかやっているわけですが。