新型プジョー3008に試乗してみた。やっぱしフランス車って味が濃い! 楽しいです

今年もCOTYの時期になりました。候補となる10ベストカーは最終選考会の前にじっくり乗りたいのだけれど、今年は8月末からあれこれ所用あり3008とeビターラ、VWバス、2シリーズグランクーペが残ってしまった。そんな折、プジョーから「週末乗ってみてください」と連絡来たので試乗でございます。残る3台は最終選考会でじっくりチェックしようと思う。

プジョー3008はプラットフォームから新しい。ステランティスグループのC&Dセグメント用ということで、日本には入ってくる3008についていえば48V系ハイブリッドと電気自動車の2パワーユニット。今回ハイブリッドです。1.2リッターターボに48Vのコンパクトなモーター+6速ツインクラッチを組み合わせたもの。ボディサイズはRAV4やハリアーより少し短く幅広である。

試乗してみると、なるほど欧州風味のハイブリッドである。ヨーロッパの人はダイレクト感を好む。CVTのようなグニャグニャした駆動系が嫌いなんだと思う。ということで基本的にはツインクラッチATである。そいつにスタート時や加速時はモーターアシストが加わる。ブレーキも回生を行う。電池容量は0.9kWhと案外大きいのでけっこう思い切りパワーアシストしてくれます。

ただダイレクト=滑らかさは狙っていない。日本人の感覚からすれば少しばかりスムースさに欠ける感じ。個人的にはダイレクトフィールを好むし、プジョーに代表される欧州車のユーザー層からすれば問題無いレベルかと。私はむしろダイレクト感がスポーティで気持ち良い。アクセル全開加速だって明確にタイムラグ無くシフトアップしていく。けっこうパワフルだし。

インテリアは「相当おしゃれ」である。このあたり、フランスのセンスが光る。モダンだしそれでいて見事にバランス取れている。日本勢はもちろん、中国勢もこのレベルに到達するまでしばらく時間掛かるだろう。物理スイッチと液晶ボタンのバランス良い。シート座り心地良く、乗り心地も快適。「個性的なクルマに乗りたい」と思っているならぜひ。489万円スタートです。

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