新型MIRAI、間もなく納車になります。初代MIRAIでたっくさん遊びました! ありがと~!

1月10日売りのベストカーで先代MIRAIの6年間について書いた。たっぷり遊びましたね! 何よりヨチヨチ歩きの燃料電池車でイキナリWRCのコースを全開で走っちゃったことからして、我ながらアホみたいなことをやったと反省しきり。MIRAI作った田中CEも「どんなことしても壊れません!」と言いながら、後で聞いたら「あんな激しい使われ方をするとは予想してませんでした」(笑)。

はたまた電気自動車レースの初戦では気温低いのにも関わらずシステムの温度上昇でセーブモード入り。最後はi-MiEVに直線でブチ抜かれちゃうほど。このレースを見に来た田中CEが「こらあかん!」と課外活動として何が起きているのかチェック&対策してくれることに。といっても超複雑なパワーユニットとあり、パワーアップなどは夢のまた夢。

とにかく「パワーダウンしないで走り切ること」が6年後まで課題になりました。一方、喜多見さんは「車体側で出来ることは全てやる!」。大幅なサスペンションのモディファイだけで4回。軽いバージョンアップはその倍くらいやった結果、驚くほどハンドリング良くて扱いやすいクルマに仕上がりましたね! もちろんレースとラリーは違うスペックです。

冷却冷却さらに冷却のレース仕様

ラリーは外観完全ノーマル。レースはレギュレーションに合わせ、ボディに冷却穴作ったりフロントグリルを変えたり。タイヤもレギュレーションに合わせECOタイヤからWRC用タイヤまで全く違う5種類くらいを使った。ブレーキだってBRIGの丸山さんに何度もワンオフで作ってもらうなど、よくぞ皆さんプライベーターに付き合ってくれたモンだと感謝あるのみ。

ラリー仕様は外観ノーマル

ベストカーの記事を読んだ「手弁当集団」の1人がフェイスブックで次のようなことを書いてました。

「1/10売りのベストカーに6年間の軌跡を書いて頂きました! 最初は何も分からず手探り。少し先が見えてきても次から次に問題が起きました。課外活動の中でデータ解析からアイディア出し、そして物の加工、クルマへの取り付け、走行確認をトライアンドエラーを繰り返しつつ、1〜2ヶ月でやらなければいけないので、いつもレースやラリーはぶっつけ本番状態

方向性は良くテストコースで大丈夫でも、レースやラリーに行くと予定通りに行かずに思った通りのパフォーマンスを出せなかった事も沢山ありました。そんな中、現場で何とかすることを学びました。とにかく時間がなくても考える、そしてなんとかする。部品の固定が悪く、配線が切れていることがスターティンググリッドで判明し、その場で配線を直してて、放送で怒られた事もあります。
 
 
走り始めてからも、国沢さんから電話があり、アクセルの踏み方や、Gの掛け方などで対策したり、ラリーで破損しても、何とか直したり、水素ステーションがお休みで困ったり、水素が本当になくなって、最後はバッテリーだけで走ってゴールしたり半分ウケ狙いに見えるネタも、実は結構先に繋がる可能性を秘めたアイディアもあったりして
 
 
サポートカーのMIRAIから電源取ってます
 
そんなチームミライでしたが、みんなで力を合わせて真剣に楽しくやれました。MIRAIキッチンと称してご飯やお菓子を作ってお出ししたり、レッキも含め全てCO2排出ゼロでラリーに出たり(多分世界初)。それもこれも、沢山の仲間が気持ちを一つにして頑張れた結果だと思います。一緒に頑張ってくれた皆さん、ありがとう」。
 
私も本田宗一郎さんの「レースは走る実験室だ」を実体験出来て楽しかったです。何度か大勢の観衆の前で燃料電池システムが止まり、ノロノロ走行になってしまったのは一生の恥気分ながら、WRCでファーストカースタートさせてもらった時は死んでもイイとホンキで思った。燃料電池の赤ちゃんとしちゃ十分に存在をアピール出来たと思う。
 
スポンサードしてくれたサポーターの皆さんにもお礼を! と言いながらクルマは超快調! 乗りやすいし! 今年も走らせたりして~

<おすすめ記事>

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ