新規格ECOカー

いやいや驚きました! 日経Webによれば国交省が突如「ミニカーの新しい規格を作る」と言い始めたらしい。記事によれば、2人乗りで高速道路を走れず。衝突安全基準については新たに設定するという。少子高齢化の流れを受け、近所の足として使える安価なクルマをイメージしているそうな。

こらもう英断であります。国交省にこんな切れ者がいるなんて想像もしていなかった。一方、うがった見方をすれば、現在野放し状態になっているミニカー(50cc相当の動力源を持つ乗り物)に網を掛けようという狙いか。だとすればモンスター田嶋さんのトコロで作っている電気ミニカーも衝突テストを強いられます。

50cc車から始まった現在のミニカー規格はそのままで、軽自動車から下りてくる新しいミニカー基準を作るというなら超大賛成である。この規格がキチンと出来れば、現在日本の自動車メーカーが興味を示している簡易構造のクルマを(タタのナノのようなエコカー)日本で販売出来るようになるのだった。

例えば600ccの2気筒エンジンを500kgのボディに搭載し、安全装備は運転席エアバッグくらいとすれば、価格40万円台。実用燃費30km/Lという素晴らしいコミューターが出来る。もちろんリチウム電池を10kWhくらい搭載しする電気自動車(100万円。走行距離100km)だって視野に入ってきます。

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14 Responses to “新規格ECOカー”

  1. samine より:

    まあ、本来はこういう「英断」をするのが彼らの仕事なんですが…。やっと仕事したか[E:bleah]
    しかし、同時に軽自動車規格も見直して欲しいですね。軽自動車税を一万円位にする代わりに全幅1600mm以内、排気量1000cc以下にすれば、世界中に輸出できる「軽自動車」が誕生するでしょう[E:happy01]
    軽自動車税は市町村税ですが、都道府県税である自動車税に比べて極端に安く抑えられ過ぎていて税収が乏しい地方は大変ですからネ[E:shock]
    少なくとも、今の軽自動車規格が中途半端で問題があるコトは世間でもっと取り上げて欲しい。そのためにも「軽車両」への関心が高まるのは良いことだと思いますネ[E:happy01]

  2. かず より:

    道路交通法上は4輪原動機付自転車(ミニカー)なので運転には普通免許が必要です。
    メーカー トヨタ車体
    車種 コムス(ベーシック)
    車両区分 4輪原動機付自転車
    乗車定員 1人
    最高速度 50km/15km(前進/後進)
    航続距離 35km
    バッテリー 密閉型鉛電池
    家庭充電(100V) 8時間
    トヨタ車体コムスですが、一番改良し易いミニカーかと思います。
    光岡自動車も有りますが。

  3. アミーゴ5号 より:

    新規格に賛成です。
    まさにこれからの日本と今のEVのポテンシャルに合ったクルマだと思います。
    また先にコメントされている方の意見にも賛成です。今の軽をシフトアップして、グローバルに焦点をあわせるべきだと思います。

  4. 国道134号鎌倉 より:

     皆さん、今晩は。
     国土交通省が定めようとしている新規格は、35道府県の知事でつくる「高齢者にやさしい自動車開発促進知事連合」(会長、麻生渡・福岡県知事)の提案の影響が強くなると思われます。
     朝日新聞東京版の2月2日朝刊、経済欄の記事を引用します。今村建二記者の署名記事です。
    >軽より小さい「シルバー車」
    >35道府県の知事でつくる「高齢者にやさしい自動車開発促進知事連合」(会長、麻生渡・福岡県知事)が1日、「シルバー向け自動車」(記事には知事連合の提供によるイメージ画像が載っています。)の概要をまとめた。今後メーカーに開発を持ちかけ、軽自動車より小さい新規格づくりを国に働きかける。
    >概要によると、定員2人で最高時速60キロ、1回の充電で走れる距離が60キロの電気自動車。サイズは長さ2.5メートル、幅1.4メートル、高さ1.5メートルで軽より一回り小さい。高速道路を走らないので衝突安全基準を緩和でき、価格を抑えられる。国も車両規格のあり方について議論中で、国交省自動車交通局は「世界的に小型車の開発は進んでおり、技術と安全の比較で議論を進めたい」と話している。
     幅が軽自動車の旧規格と同じで、思ったより大きいのは少し気になりますが、推移を見守ろうと思います。

  5. Ito より:

    私も新聞記事見て、おおお!っと思いましたね。
    反対意見も多いかと思いますが、私としては賛成です。
    考えようによっては無限の可能性があります。
    高齢者の買い物や通院の用途なら航続距離にシビアでないので電池の制約が小さいです。
    私の祖父も85歳ですが、片道20km以上など走りません。
    簡易構造にすれば軽量化でき、i-MiEVの半分の8kWhで簡単に100km以上走れます。
    2万円/kWhのPC用電池をうまく使ってやれば、電池代はざっくばらんに言って20万円以下です。
    地方に行くとそれこそガソリンスタンドが大きな市町村まで行かないとないこともしばしばです。家で充電できる有り難みは計り知れないはずです。
    また、高齢者は軽自動車でも大きすぎて運転が億劫だと感じています。タンデム2シーターなんて最高だと思いますが。狭い路地を通って家の裏庭まで廻れるなど新たな価値も生まれるかもしれません。
    一番の課題はAT車の誤操作対策かもしれません。いまだに高齢者が駐車場で暴走する事故が発生してます。
    EVならプログラムしだいでどんな味付けでも可能です。BOSはもちろん、低速時にアクセルの角速度が異常に速い場合はパワーを絞るなど、いろいろな安全対策をすることで判断力の低下による事故も防止できるはずです。コストに糸目をつけなければアイサイトみたいな誤発進防止装置が望ましいですが(アイサイトもカメラとコンピューターを追加すれば成立するのでうまくやれば全車標準装備化も夢ではないと思います)

  6. tonpochi より:

    私は、新しい規格を作ることには賛成します。
    しかし、これをシルバー車として、高齢者をメインターゲットとすることに抵抗があります。
    というのは以前、医療保険制度改革で75歳以上を後期高齢者として別扱いしたのと似ているからです。
    人間の五感の衰えは年齢にある程度比例しますが人によって天地の違いがあります。
    年を召されて方に、大きい車に乗るのは止めてスピードの出ない小さいエコ車に乗りなさい的なやり方はいかがかなと思います。
    私は高齢者でも、大きな車を運転できる十分な運動神経を持たれた方も多いと思います。そういう方のためにはスバルのeyesightのような運転支援システムを充実させた方がいいと個人的に思います。
    それと、車には移動の道具であること以外に快適性と安全性が求められます。
    この小さい車に、エアコンは取り付けられるでしょうか?昨今の猛暑、極寒を「我慢して乗る」では売れないと思います。ましてやシルバーの方は乗らないでしょう。
    エコカーの真価が問われていると思います。

  7. tm256 より:

    >だとすればモンスター田嶋さんのトコロで作っている電気ミニカーも衝突テストを強いられます。
    これって、規制の緩和なのでしょうか。
    やはりどちらかと言えば、大手の自動車メーカー寄りの施策という感じがします。カギを握るのは、衝突試験の厳密さでしょうか。
    安全性の面で今の軽自動車と同程度の手間やコストのかかる規格になるのでは、国内の経済活性化や中小企業を中心とした雇用への対策としては、あまり意味がないのではと思います。
    国交省がEVを想定したミニカーの新規格を検討しているという話は他でも聞いてましたし、まさかあの日経の記事が出たからということは無いと思いますが、あまりにもタイミングが良かったので・・・

  8. MARON より:

    反対です
    高齢化により 体力や判断力が低下したため運転をためらっていたお年寄りが 増えることになり以前よりも危険が増すのではないでしょうか?
    また、体の元気な人や若い人には なかなかわからないことなのですが、日常的に歩いたりして体力維持をすることはお年寄りにとって 大変重要なことです。
    規格規制を作るよりも 軽自動車の規格を廃止した方がいいと思います
    今の軽自動車のスタイリングを見ればわかりますが軽の枠限界まで大きくしようとしてどれもつまらないデザインですね。枠を取っ払うことで 小さくすることの良さを見出すことができるのではないでしょうか

  9. さね より:

    難しい提案だと思います。 仮に国交省に本当に世の中のこと考えて提案したキレ者な人がいても、最終的には法の規制をかけて、税金とゆうかたちで金を搾取するしくみを確保…みたいな。今真剣にミニカーや改造電気自動車にとりくんで民間で頑張ってる企業からも搾取しそう…、公益法人作って天下り先を確保するんじゃないでしょうか結局。それより先に軽の枠組みを国際的に通用するようにした方が日本の自動車会社は助かる気がします。すべての日本の自動車会社が扱うことになったし。激安車も新興国むけに装備を簡素化したりしたり、プラットフォームをうまく利用すれば小さく軽く作れるはず日本の軽の技術者なら!全ての国に通用して応用できる規格に真剣に考えてほしいです。今の軽も大変に魅力的ですが、より魅力的に燃費ももっとよくなってほしい。高齢者の方も喜ぶと思います。2シーターのスポーツカーなどあったら夢もひろがりますし、コミューターとして最適な感じです。最後に、どーしても官僚を信じられません。

  10. COLT より:

    もし衝突安全基準が緩くてサイズも軽の旧企画なら四半世紀以上前の軽をそのまま復刻して欲しいです。
    そうすれば開発費も抑えられてタタナノ並の価格になるかも?

  11. たけぼう より:

    街づくりから始めないと無理。
    国としての戦略がないと無理。
    縦割り行政じゃ無理。
    所詮予算確保が目的でしょう。

  12. ekocar より:

    軽の見直したときに、交通弱者対策からでてきた政策だと思いますが、
    見直しが必要なのは軽だけではありません。
    2段階右折が無実になっていて軽と同じく過小出力のため燃費が
    悪い原付一種も二種との統合など必要です。原付一種はEVの
    出力規制もなぜか低すぎます。
    軽も原付も今回の新規格ミニも、排気量とか出力で縛るのは
    やめた方がいいでしょう。
    すべて燃費・電費に一本化すべきです。

  13. ベンツ仙人 より:

    一応、車屋です。
    ミニカー規格への賛否両論が展開されていますが、『運転者(利用者)サイドからの意見』も、必要かと思います。
    ミニカーEVに試乗しました。→ゴルフカートみたい。セニアカー『的』と。
    乗るならばフルフェイスヘルメットを被ります。いや、いっそ公共の足を利用するか、タクシーに乗ります。
    団塊世代人(私も)は、『敬遠』するかも。

  14. buuno より:

    新規格に賛成です、こういう新しい事が日本のGDPを押し上げるきっかけになると思います。
    実は、ワタシ、去年の8月に補助金終わりについて、自分のブログに、以下の様な日記を書いていました。
    ↓以下、引用
    言うのは簡単だけど、やるのは大変、
    どんな業種も同じ事だけどね・・・
    で、思った。
    新規格を、作ったらどうか?
    ワタシの案は、
    まず、軽自動車税を上げる
    普通車に比して、格安すぎる事を言われてきた、軽自動車税、何千円か上げても、まだ格安だし、上げた税金は全て地方に直接はいる。
    で、新軽規格を作って、
    今よりもっと新軽規格の税は安くする。
    規格は、2人乗りまででリッター40km以上、殆ど1人で乗るヒトはメリットがあるはず。
    で、この新軽規格車を輸出して、世界のBOP層の開拓にあてたらどうか?
    人間の欲求の中で、コミュニケーションと移動は、産業としての開拓幅が広いから、、、
    小手先だけの振興策つくってるバヤイじゃないんじゃないかなぁ〜〜
    っと思うんだけども・・・
    ↑ココまで引用
    日本の自動車メーカーも電機産業も、BOP(ベースオブピラミッド)向けの製品でを考えていかないといかんと思うのです。
    新規格小型車は、あたかも日本向けみたいな流れですが、グローバルカーとして作って頂きたい。
    っと、思います。

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