日本のクルマ市場、今後10年でガラリと変わるだろう。例えば欧州ブランド、日本じゃ茨の道か

欧州ブランドのフル電動化車両が厳しい状況になっている。売れていない、と言い換えてもよかろう。いち早く電気自動車に舵を切ったVWグループながら、iD4の売れ行きは芳しくなく、アウディのeトロンも駐車中の車両が火災を起こした後のフォローを全く行っていないためメディアとしちゃ推奨出来ない。メルセデスは電気自動車のデザインに魅力なく伸び悩み中。

iD4、日本じゃ話題にもならない

共通アーキテクチャーのステランティス勢の場合。初期トラブルを出した後の信頼性を回復出来ていない。そもそも保証期間終わった後に壊れた時のことを考えたら怖いです。同じ理由でBMWはPHVのリセールバリュー厳しい。私は330eに乗っていたけれど、壊れたらオシマイなのでとっとと手放しました。欧州勢の電動化車両、保険システムを立ち上げない限り無理かと。

欧州でフル電動化車両が売れているのはカンパニーカー制度のためである。いわゆる「リース」。そのため自動車メーカーもリース期間分の保証はしっかり行う。リース契約する企業&ユーザーからすると壊れた時のことは考えなくてもいい。アメリカであれば普通の人がリースでクルマに乗るため、やはり8年くらいの保証で十分。日本もリースなら5年保証で問題無し。

ということで輸入車の売れ筋はは純エンジン車とマイルドハイブリッド車なのだけれど、どこのメーカーも終売まで秒読みになってきた。先日はジャガーが純エンジン車の注文を2023年内に終了すると発表している。電気自動車で勝負出来るかとなれば、相当厳しいと考えます。ポルシェだってタイカンだけ売れてない。最悪、欧州車のシェアは今の半分になってもおかしくないだろう。

かといって現在は売れていない韓国や中国の電気自動車が来るかとなれば、なかなか厳しいと思う。いや、韓国車に付いて言えば今の日韓友好ムードが続き、その上でAセグやBセグで電気軽自動車並の価格を付けてくるモデルが出てきたら売れる可能性あります。韓国、大統領さえ日本と仲良くしようという姿勢を見せたら、もっともっと交流は進むに違いない。

でも中国は今の関係だと厳しい。遠からず「中国は日本車に対し驚くほど高い関税を掛けているのに日本は中国車に対し関税を掛けないだけでなく補助金まで出している」ことが大きな問題になってくることだろう。完全に不平等状態だ。中国が柔軟な姿勢を見せない限りウエルカムにはならない。もっといえば台湾に一発でも攻撃を加えた時点でクルマどころじゃなくなる。

総合して考えると日本市場はますます日本車ばかりになりそう。欧州市場も日本車のシェアが下がって行くだろうから、お互い売れなくなっていく。アメリカと日本の関係は今と同じ。肝心な日本市場だけれど、今のままだと軽自動車を除けばトヨタが席巻しそうな雰囲気になってきた。10年後の自動車業界は今と全く違う景色になっていると私は考えます。

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4 Responses to “日本のクルマ市場、今後10年でガラリと変わるだろう。例えば欧州ブランド、日本じゃ茨の道か”

  1. 猫まんま より:

    結局のところ欧州車は売ったら売りっぱなしの商売でうまくいってたんでユーザー舐めた商売していたツケが回ってきたのでしょう。日本でもBMWやベンツの高額車は中小企業の社長が会社の経費で買って延長保証切れたら買い替えるのが当たり前で庶民が下手に保障の切れた中古車に手を出すとかなりの確率でえらい目に遭います。ドイツ車はまだましな方でイタ車とかフランス車の中古なんて恐ろしくて乗れません。
    うちのメガーヌも延長保証つけていますが5年10万kmまで。これが10年10万kmなら安心出来るんですけどね。特にEVなんかはモーターはともかくバッテリーが劣化が進んで交換できてもびっくりするような価格だから庶民は恐ろしくて手が出せないでしょう。以前にフランスのタクシー運転手にインタビューしてる記事を見ましたが「プリウスは凄い、3年乗っても故障しない」とか書いてあってビックリしました。フランスのタクシーはVWが多いらしいですがよく壊れるらしいです。日本車で3年で壊れることなんてほぼ無いですからね。
    DSG問題もVWが投げっぱなしでガソリン車でも年数経つとかなり怖いのにEVなんてとてもとても。
    逆言えばEVで遅れていると言われている日本のメーカーが巻き返すチャンスはやっぱり信頼性なのかなと思います。

  2. 大字葛飾字 より:

    BMW530Eに乗ってました。満足していましたが保証が切れる5年で手放しました。セールス氏が正直にバッテリー以外の電装トラブルの費用が掛かるので乗り換えろと。
    輸入者は素のエンジン車がイイですね。

  3. 二級人 より:

    日本でもこの際、カーリースを安く設定し、EVはリースにすれば良いのではと思います。
    お説の通り日本では電気自動車アレルギーと日本独特の韓国&中国アレルギーのためEVは伸び悩む。
    それ以前にこの先数年、日本メーカーには売るEVがない。販売会社の経営統合などは進めたが、自分たちは慢心してやることをやってなかった。
    失われた30年のせいで購買力は主要国で最低レベル。周回遅れが2周遅れぐらいになり回復するのは大変だ。
    カーリースは耐用年数の設定次第でいくらでもお得にできるのではないか。EVアレルギーは少なくなるし入手もしやすくなる。

  4. トヨタ車ユーザー より:

    HEV信仰の強い日本ではトヨタ・ホンダ・日産で3割、あとの6割はもろもろの軽自動車(笑!、残り1割は初代リーフをしらないZ世代がBEVのアーリーアダプターに!かな。
    シーガルが出てきたので、輸入車はフリート販売向けの中国製BEVが独占!なんてなってしまったりして。
    まあ、中国とアメリカの距離感にもよるんでしょうけども。

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