日本の工場の生産効率や品質や世界一。同じ”効率の追求”でも官が担当する道路は超低レベル

自動車産業に限らず我が国の工場の生産技術や効率は間違いなく世界一である。作業内容の管理や部品の供給、ミスしたときの対応。不具合を出さないためのアイデアなど、どれを取っても素晴らしい! 一方”官”が担当している道路&流通の対策は、とうてい先進国レベルと言えない。国交省にキャリアで入る人達は勉強出来ても、いわゆる地頭が悪いんだと思う。鈍感だし。

東京側は3車線。大阪側が御殿場から5車線。渋滞しないワケない

先日中国に行ってポケットに手を突っ込まれ、見下すような対応をされた外務省の役人がいた。鉄火場を踏んでいれば同じようにポケットに手を突っ込んで胸張ってニコニコするくらいのことをやるだろう。日本の”官”は”民”が良すぎるため、むしろブレーキ踏むことを仕事だと思っているのかもしれない。おっと道路でした。日本の道路行政は効率悪く、利用者を考えない。

何年か前から東名道でいろんなことをやってる。車線を増やしたり減らしたり、ワケワカランことばかり。東京と大阪を結ぶ東名道は文字通り日本の大動脈である。なのに現在進行形で大井松田と御殿場区間は終日2車線しか通行できない。渋滞するに決まっている。実際、流通を担う人は苦労していることだろう。それでいて連続4時間しか運転しちゃイケないと決められた。

SAやPAで休もうとしても、国交省はテーマパークのようにしている。タヌキや狐しか歩いていない地方のPAやSAの振興策なら理解出来るけれど、東名道や東北道でもテーマパーク化が進み大混雑。どこで休めというのか? 国交省には物流のグラウンドデザインがないんだと思う。国交省が使う物流/道路関連の御用学者はレベル低いらしく、提言してるだろうけど効果ゼロ。

人口減が進む我が国ながら、東京や大阪に代表される都市圏はむしろ流入人口が増えている。なのに道路そのまんま。いや、老巧化で補修しなければならない箇所も多く、年中工事やってる。方や地方に行けば1日1本しか通らない鉄道に立派な跨線橋を架け、同じ川に高速道路、国道、地方道の橋を掛けたりしている。もちろん交通量は極めて少ないし人口減少中です。

小野田特命大臣のような切れ者を国交相に任命して欲しいと強く思う。そしたら空気読めずホンキで渋滞対策もしない役人達に仕事をしてもらえるのに。事故処理だって十数万円レベルの軽微な物損お処理ですら警察は長い時間掛ける。民間の工場に行ってトラブル出た時に最小限のロスで済ませるような方法を教えて貰えばいい。講師陣は世界一流ですから。

渋滞にやられたので溜まった砂を吐いてみました。

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2 Responses to “日本の工場の生産効率や品質や世界一。同じ”効率の追求”でも官が担当する道路は超低レベル”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    ひぇぇぇぇ〜、
    スーパーウルトラツインカムターボスペシャルで辛口ッス〜

    でもみんな、そう思ってます!!!

    ちなみにおいらも、次の3つは話半分に捉えることにしました。

    ①国が仕立てる「なんちゃら有識者会議=答えありきの御用会議」

    ②欧州が仕掛ける「欧州かんたら委員会=EV至上主義でバレた、自己都合の策略」

    ③欧米が正義感を振り回す「鯨やマグロ、ウナギの保護=アングロサクソンの価値観の押し付け」

    全部がNGとは言わないけど、権威やプライド、支配欲等の思惑が強いとろくなもんじゃね〜ッス。

  2. Texas より:

    日本の官僚って、超エリート集団のはずなのに、昔から「結局は自分の省のことしか考えてないよね」ってよく批判されます。彼らにとって一番大事なのは、予算をどれだけ取れるかとか、利権=縄張りをどれだけ広げられるか、なんですよね。

    その典型例が、戦時中の旧陸軍省と旧海軍省のケンカです。本来まとめてやればいいレーダー開発とか暗号解読を、わざわざ別々にやって、情報共有もしなかったせいで、結果的に日本が負ける原因の一つになっちゃいました。

    つまり、当時の陸軍省にとっての“敵”は海軍省だったし、海軍省にとっても“敵”は陸軍省。戦争末期には、軍部の強硬派が終戦に反対して「本土決戦だ!一億総玉砕だ!」みたいなことを主張して、最後まで抵抗してました。国民の命より、自分たちの省益やプライドを優先していたわけです。

    で、この“縄張り争い”の文化は、今の官庁にもガッツリ残ってます。
    たとえば国交省の“最大の敵”は、巨大な予算配分のカギを握ってる財務省。
    交通や自動車の規制、新しい分野をめぐっては経産省とバチバチ。
    道路やダムみたいな大規模公共事業では、環境省ともガンガンぶつかります。

    官僚たちは、自分たちの権限を死守し、天下り先を確保するために、これからも戦い続けるでしょう。政治家には彼らを止める力はほぼなく、このガチガチに固まった構造を変えられるのは、歴史が示している通り「外圧」だけなんですよね。

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