日産、破綻寸前の(米)フィスカ-を買収か? 良い判断か厳しい判断か?
(米)ロイターがフィスカ-の事業継続性に懸念出てきたと報じ、(米)ブームバーグは日産が買収をしようとしている情報をそれぞれ第一報として流した。ちなみにフィスカ-とはテスラとほぼ同じ時期に電気自動車を作り始めたアメリカのスタートアップだ。最初は高額のスポーツカーから始まったけれど、たくさんの自然発火事故を起こすなど売れ行き伸び悩む。
フィスカ-・オーシャン
最近はアメリカでの売れ筋となっているSUVを主力にしようとしており『オーシャン』というマグナ・シュタイア(スープラもマグナ)開発&生産のプラットフォームを使い、110kWhと十分な容量の電池を積む。なかなかスタイリッシュながら、マグナの工場で作っていることもあって割高になってしまいそう。しかも電池もテスラと違いオリジナルじゃない。
今年オーシャンを上市した後、2025年にはピックアップトラックを追加するとアナウンスされていた。しかしロイターによれば資金がショートしたことが発覚し、株価も急落しているという。その後、ブルームバーグに続き、ロイターも日産の名前と600億円という具体的な買収金額を出している。総合して考えると、この話は現在進行形で続いていると思う。
日産にとってメリットあるか? 600億円程度の投資なら、2車種うぃ開発予算として考えたらリーズナブル。生産をアメリカの日産工場で行えば、価格競争力だって出てくる。マグナ・シュタイアの開発であれば設計も心配なし。電池を日産側で調達すれば性能面の心配無し。ということで、適正な価格で販売出来るメドさえ付けたら悪い話じゃないと私は考えます。
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整数の1以上を掛け合わせると増えるのは世の常だが、1未満を掛け合わせると減るのも世の理。今の日産は、内紛に明け暮れ過ぎて周回遅れ。特に隣国と比べたら、藁をも掴む様な心境だろう。今はただ、後者にならないことを祈るのみ。
おっしゃる通り、新しいBEVのしかもライトトラックを自社で開発しなくて済む、日産としては美味しいのかも。
しかし、初めでそれっぽいBEV=リーフをリリースした日産はいまでは技術を買う会社になってしまったのでしょうか。株価がよろしくないのもうなずけます。
フィスカーは創業当時の車が台風で水没してはほとんどの車が火を噴きましたが、テスラ車も同じ目に合えば燃えたんでしょうかね。