日産が『EVコンセプト20-23』 というモデルを発表。中身はアルピーヌA290だと思う。どっちがカッコ良い?
日産がイギリスのデザインセンター20周年を記念した電気自動車のコンセプトカーを発表した。3代目のマーチ風。欧州デザイン部門としちゃ3代目マーチが「カッコよい!」と判断したんだと思う。個人的にはヘッドライトを意識した部分がどうしても馴染めない。しかも奇妙な動物の顔つきのようになってしまっている。まぁ3代目マーチ、VWビートルのようなファニーさを狙ったのだから、そいつをオマージュすればこうなるんだと思う。
で、カッコ良いか悪いかと聞かれたら瞬時に「魅力を感じない上、新しさもないですね」と思う。出た途端、時代遅れ感強い。このデザイン、アルフォンソさんがOKを出したことに驚く。前のチーフデザイナーなら「さもありなん」ですが。ちなみに中身はアルピーヌが開発している『A290』だと思う。ピラーの角度や、ピラーとタイヤの位置関係、リアフェンダー周りのハードポイントが重なる。つまり走ると考えてよかろう。そして売る?
A290はサンクターボをオマージュしたという。サンクターボって名車だ。ファニーなデザインの実用車だった3代目マーチと違いバリバリの武闘派。そしてサンクターボの雰囲気を残しつつも、新しさを感じさせる。おそらく20-23の市販モデルはA290くらいのフェンダーと前後バンパー、リアスポイラーくらいになると思うけれど、そうなったら案外普通に見えてしまうことだろう。A290は”ほぼ”このままのエクステリアで市販されるようだ。
20-23のリアデザインはこんな。前後に同じテーマのライトを配しているのも「う~ん!」。歴史上、前後で同じイメージを強く持たせたモデルで成功したケース無し。デザイナーなら当然も如く知っているでしょうに。いずれにしろ20-23が全く理解出来ない。このタイミングで発表してきた意義も解らない。A290があるからウチも、という安直な考え方だったら残念でございます。もし出すなら「カッコいい~っ!」っと思えるクルマにすべきだった。
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デザイナーに対しては全否定になるが、あえて言おう。「クルマに対する愛情をまるで感じない」「センスの欠片もない」と!
私は国沢親方の、車の性能や業界の現状・未来に関する見識には納得し、尊敬の念すらいだいています。
しかし、デザインに関しては(この車のことではありません)、あまり同意できません。会社のデザイン部門の責任者や流れとしての部分は理解できるのですが、デザインのカッコ良さは個人の好みがすべてであり、最終的には売れるか売れないかで判断するしかありません。しかも、そこに車本来の性能や会社の勢いなどの変数が関わってきますから。
ですから、大好きなサイトですが、そこは醒めた目で見ています。
写真を見るに20-23は丸目のマーチのオマージュに見えるので、二代目でなく、三代目マーチオマージュでは??
国沢さん初めまして!
その昔、11PMにご出演され、R32GT-Rの紹介をされてた頃からの大ファンです。字は違えど、同じ名前に勝手に親近感を抱いております。
いつもは読ませてもらってばかりで意見など滅多にございませんが‥
今回の、この記事の「マーチ」は3代目ではないでしょうか?
私も3代目のマーチは大好きです。
A290に一票、カッコいい。
車高上げてもう少し扁平率の高いタイヤをはかせたいですね。
3代目マーチ、自分も好きです。12SRとか未だに走っていますからね。
平塚に勤めていた頃、コンビニの駐車場に2台の12SRが並んでいて、どちらもフルバケに高性能タイヤ(ネオバとポテンザだったかな?)履いてました。
オマージュしている3代目マーチといえば、登場時に「日産、冒険し過ぎてワケわかんね。マジで終わった!」と痛感したデザインのクルマでした。
ところが年が経つにつれてですね、
◯いマーチの良さが分かるようになっていきました。
更に□い2代目キューブと△の初代ノートがラインアップされた頃には、◯□△のデザインのスケールと先見性にすっかり参ってしまい、脱帽しておりました。
では今度のはというと、第一印象は「古くてあざとい!」です、はい。
最近のトヨタは、顧客の使い方やブランドの個性をトコトン煮詰めてデザインされたと思えるクルマが増えてきました。
一方この日産デザインは、ハード要件とマーケティング要件とデザイナーの趣味とウケ狙いのネタを足して4で割った感じ。デザイナーは優秀なのでしょうが、本当に自分が好きで、欲しいと思ってデザインしていないんじゃないかな?
このクルマに対して、◯□△のように脱毛できる日が来たら、クルマ好きとしては嬉しい限りなのですが、どうでしょう。。。
ルノー5(サンク)ターボといえばノーマル5が5、60馬力前後のFFなのに160馬力、しかもミッドシップ後輪駆動という本格的なグループ4ホモロゲーションカーでした。
ヤリスとGRヤリスみたいな関係性が一番想像しやすいカモ。
ラリーでも活躍しましたが、それこそ国沢さんのルノークリオ(ルーテシア)ラリーとイメージカラーが同じ。
ジャン・ラニョッティのルノースポーツカラー。
https://www.webcartop.jp/2023/03/1067013/
A290もこの黄色にカラーリングしていたらもっとかっこよかったんじゃないかと個人的に思います。
WRCにEVクラスができたら、大挙してA290が乗り込んで来るのかも。
ニッサン20-23EVコンセプトはどこを走らせたくてこの格好なんでしょうか?
街中だとちょっと痛い。痛い車と書いて痛車というジャンルもありますが、アレはクルマにアニメキャラを大きく描くそうで、痛車とも違います。
サスペンションストロークを無視していることからサーキット?
だったらもう少し車高自体が低いクルマの方がいいような。
プリウスの方が分かりやすくカッコイイと思います。
3代目のマーチにもオマージュを感じますが、初代リーフっぽい形にも見えます。
最初のEV量産車だからデザイン的な制約がない状態だったはずなのに、何故あんな形になったのだろうと今でも思います。
赤塚不二夫氏のマンガ「バカボン」や「ひみつのアッコちゃん」に登場するキャラっぽいデザインだなぁとずっと思っていました。(個人的に赤塚不二夫氏のマンガは物心つく頃からずっと大好きです)
20-23のこのデザインが好きという人もいるのかもしれませんが、「反響次第で市販化も検討する」とか言われたとしても、「ああそう」と関心があまり湧かない感じなのが残念です。