日産と三菱自動車

日産の舵取りをしてるのは言うまでもなくゴーンさんだ。三菱自動車を見ると、次々と日産のOEMモデルを導入するなど相当深い関係になりつつあるように見える。このまま蜜月関係になるかと思いきや、ゴーンさんの心は三菱自動車から離れつつあるらしい。なぜか? PSAグルー
プとの関係が面白くないんだと思う。

言うまでもなくPSAグループ(プジョー・シトロエン)ってルノーのライバル。トヨタと日産のような関係です。なのに直近の三菱自動車、日産と手を握りつつPSAとハグしちゃってる。先日もPSA向けSUVを日本で生産拡大する旨の発表を行った。PSA
に納入する電気自動車の台数もグングン増加していく気配。

こらゴーンさんじゃなくても「をいをい!」。日産からすれば三菱自動車に利用さ
れている気分になることだろう。しかも共同で立ち上げた軽自動車の会社は、ミラ・イースの価格と燃費にクラクラしちゃっていると聞く。三菱自動車も日産も、ダイハツやスズキの価格競争力には付いていけないのだろう。

変わって浮上してきたのがスズキでございます。一時疎遠になっていたけれど、ここにきて急接近しつつある模様。スズキにとっても日産は大きなお得意先。このままだとバッサリ切られてしまうことになり、いろんな意味で厳しい。今まで以上のお付き合いが出来るなら大歓迎だ。しかも日産はマツダとの関係も持つ。

ゴーンさんも「資本提携といった内容抜きで、しかも義理をキッチリ通したビジネスが出来るならそれでいい」と考えるかもしれない。そうなると日産と三菱自動車で作った軽自動車会社は不要になってしまう。最悪の場合、御破算か、義理の付き合いで終わる可能性も出てきた。日産と三菱自動車とスズキに注目したい。

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3 Responses to “日産と三菱自動車”

  1. ゴーン より:

    私がゴーンだったら三菱も切らずスズキとの関係も続けるけます。そのほうが両社を牽制しあって有利な交渉ができます。
    軽の車種でいえばEKワゴンの共同開発はとりあえず行うが、ダイハツ並の燃費とコストが三菱で実現できないならEKワゴンで終わり。従来通りスズキOEM車が日産軽の主流を続ける。逆にスズキが大した燃費を達成できなければ三菱との共同開発を重点にする。
    こういった天秤政策は日本人は卑怯だと思うが、欧米や中国ではいたって普通です。

  2. さね より:

    なんか、訳わかんなくなってますね。OEMのしすぎな気が…。どこのメーカーが作っても関係ないようなら、ルノー日産、三菱、マツダにスズキにプジョーにシトロエン全部合併しちゃった方が早いよーな? 競争相手ならトヨタグループやGMにVWグループ、フォードにタタ、ヒュンダイ、ホンダ、これから台頭する中国車といっぱいあるし。まあならないと思いますけど、Mr.ゴーンならこれらをまとめてゴーン自動車会社帝国を見てみたい気も、怖さ半分で。最近のEUのニュース見てたらますます大変そうだし、スズキの大御所が引退したらあながちありそうな気も…。なんか今の時代ってなりふり構わないOEMもそうですが、これからもっと自動車会社は大変そう。ヤッパリ会社のブランドイメージを確立しとかないと。近い将来、名前だけ残って消えてなくなる日本車メーカーがありそうで凄い時代ですね。なくなってもらうのは絶対困るけど。これからも増えそうなのは仕方ないけど、OEMばっかりだと寂しい気もします。金かけても、外観全部や、細かいセッティングだけでも変えた方が、将来的にはそれぞれの会社にプラスだと思うんですが?

  3. アミーゴ5号 より:

    ホンダ社長が「ミライースは根性入っている」と兜を脱ぐ位だから、生半可では対抗できないという事でしょう。もっとも、その言葉の裏には、絶対負けない!という強い意志が感じられますよね。
    トヨタにミライースが供給された時に、ゴンゴンの風見鶏ぶりがどう発揮されるかですね。
    スズキ的には、日産へのOEM拡大だから、大義は立ちます。
    ダイハツ対スズキが、トヨタ対日産の代理戦争になるかもしれませんね。

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