日産のEVは激安か?
日産は「2010年秋から追浜工場でEVの生産を5万台規模で開始し、12年までに順次拡大していく」と発表した。これを発表を見て台数に驚く! というのも三菱自動車の場合、当初1年間(10年7月まで)の生産台数を2千台としており、「13年には黒字化の目安となる3万台に引き上げたい」というもの。
ちなみに三菱自動車も生産計画の上乗せをしており、10年度に4千台。11年度1万台だったのを、倍増させるそうな。それでも11年度で2万台。3万台規模になるの、やはり13年という計画。日産の「立ち上がりから5万台規模」は目論見通り行くか不明ながら、世界に販路を拡大する12年の5万台はガチの目標らしい。
年間5万台と言えば初代プリウスと同等の規模。気合い入ったプロジェクトであることは間違いなかろう。おそらくバッテリーの性能や信頼性、低コスト化のメドが立ったということなんだろう。参考までに書いておくと、三菱自動車のバッテリー、現時点でも驚くほど原価が高いという。繰り返しになるけれど、日産は相当自信を持っている。
当然ながら5万台を売ろうとするなら、最低でも初代プリウスくらいの価格設定でなければ無理。日産だって十分認識しているハズ。ウワサされている通りバッテリーをリースというシステムにするのかもしれません。車両価格が200万円を切り、バッテリーのリース料と電気代の合計で1万5千円程度なら買う人は出てくるに違いない。
私もiMiEVを売ってくれるなら買いたいと思っていたけれど、どうやら年内は絶望的。少なくとも10年の夏以降になる模様。10年夏前から日産EVの情報が流れてくれば、そちらに気持ちは傾くかも。日産のEV、軽自動車でなくコンパクトカーになるらしい。
<おすすめ記事>
日産は本気ですね。
バッテリーのリース料は別でもプリウス程度の価格なら爆発的に売れるでしょう。ただ、モード値でもいいから300kmくらいは走れるものをつくってほしいです(本当は500kmくらいほしいですが、いま高望みしても仕方ないので)。日産が共同開発してる電池を250kg積めば25〜30kWhはあり、モーターの効率上げて回生効率を極限まで高めれば300km以上走れると思います。
プリウス以上の空力ボディを持たせ、抵抗を徹底的に取り除けば相当いいものができるはずです。
インサイトくらいのちょうどいいサイズだったら売れると思います。やはり軽だと所詮セカンドカー止まりになり普及は難しいと思われます。
日産はピュアEVでいくのでしょうか?
私の個人的なイメージですが、ピュアEVの開発はその多くがバッテリー分野であると思います。
すなわち、タッグを組んでいるバッテリーメーカーに開発の多くを依存しているように思うのですが・・・
自動車メーカーは今以上に組み立てメーカー的な立場になっていくのでしょうか?
日産のピュアEVは専用ボディーのようですので、その点は楽しみです。
さて、来週20日から22日はパシフィコ横浜で「人とクルマのテクノロジー展」があります。
毎年、いろいろと興味深い展示が多く、個人的には東京モーターショーよりもビッグイベントだと感じております。
各ブースにいらっしゃる説明員の方もエンジニアの方が多く、技術的な質問が出来るのがポイントです。
勿論メーカーの方ですから、守秘義務があるのでしょう、答えられないことも多いのですが、言葉の端々にヒントが多く貴重な情報になることもしばしばです。
昨年からクルマ業界でも外需が急激に落ち込んでいますが、このことが技術の分野にどういう影響を与えているかを聞いて(感じとって)きたいと思っています。
スバルと並びマニアックなクルマの多い三菱ですが、このままでは、両者とも縮小均衡路線。
大きく勝負に出られるメーカーとは、どこが違うのでしょうか?単純に資本力の問題なのでしょうか?
日産のディーラーで、ちょうどEVの話になりました。
車両が安くてバッテリーはリース。バッテリーでトラブルあってもリースなのでユーザーも販売も不安無し。
充電も交換もディーラーでやるようにして、来店者数を伸ばしたいなどのことでした。
iMiEVも完成度は高いでしょうが、日本でのアピールは?でしたね。7月に法人向けが見られますが、ガソリンⅰと見間違えないか?いきなり300万でもね〜。
当然、デザインも出てない日産EVの方が新鮮でしょうし、なんといっても日産は、あのハイパーミニの存在を忘れちゃいけません!