日経新聞、どんだけトヨタ嫌いなのか? ウーブンシティが債務超過だと。稼ぐ手段まだないんですが……

Goggleニュースを見ていたら日経Webがウーブンシティについて「3月末時点で60億円の債務超過に陥った。同社が提出した決算公告でわかった」と報じている。書いた記者がウーブンシティを知らないのなら仕方ないけれど、記事を載せることを決めるのは編集デスク。Web版だと雑誌なら副編集長クラスだろうか? そのポジションでウーブンシティを知らないならメディアの地盤沈下悲しい。

それともトヨタが嫌いで嫌いで仕方なく(いわゆる袈裟まで憎いってヤツか)、ナンでもカンでも悪い方向に報じちゃえということなのかもしれません。良い機会なのでウーブンシティについて少々。現在工事は順調に進んでおり、2024年にも第一期360人の居住が始まるという。工事の開始が2021年だからして当然ながら収入ゼロ。もっといえば2024年時点でも工事中のため、大赤字必至。

そもそも債務超過になったって親会社はトヨタ。60億円くらいの債務なんか出資者になっている豊田章男さんだけでカバー出来ることだろう。優良過ぎる企業が開発中のプロジェクトを取り上げて「債務超過」ってどんなことなんだろう? ウーブンシティは国や地方自治体が出来ないことを行うショーウインドゥ&稼働する実験室みたいなもの。イメージとしちゃ工場やテストケースの敷地です。

公序良俗から反しなければ基本的に何でも出来る。入り口にゲートを作り、普通の人が許可無く入れないようにしておくことで、ナンバープレート不要。どんな開発車両だって走れる。エネルギーの自給自足も問題なし! 工場でコジェネをやるのと同じですから。電力会社の失策で高くなった電量料金を払わなくっていい。太陽光主体でエネルギー回したら半額になりますよ。

何より治安が良い。泥棒は入ってこないし、幼児を狙う痴漢だって基本的に居ないだろうし、出たら即座に排除可能。子供はサッカーや野球も気軽に遊べる。私もウーブンシティに住みたいところながら、今のところ2000人というので無理だろう。そんなことから泥棒や犯罪者が極めて少ない八丈島でウーブンシティごっこでもしようと思っている。スマートグリッドも組んでみたい。

我が国は遠からずお金持ちとそうじゃない人たちの差が広がるだろう。となるとお金のある人は安心して住める暮らせる住環境が欲しくなっていく。海外じゃ当たり前になっているゲートシティ(住宅地の入り口に門番がいる)も出来てくるに違いない。そうなった時、トヨタは日本中にウーブンシティを作るかもしれない。トヨタに聞いてみたら「そういった案もあります」。

<おすすめ記事>

10 Responses to “日経新聞、どんだけトヨタ嫌いなのか? ウーブンシティが債務超過だと。稼ぐ手段まだないんですが……”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    うーん、ちっちゃいメディアですね。
    日経はトヨタに嫌われたと思ってネガキャンを張っていますが、こちらはトヨタ社長が私財でウーブンシティを作るのだから、もっと給料もらったほうが良いんじゃないかと思います。
    そもそも、トヨタが自動車産業を日本に置けるようにしているから(これはほかのメーカーも同じだと思います)、経済のニュースがあるのです。
    トヨタ社長の給料が高い話も、結局はそこそこの給料で(不平不満はあるにしても)やっていけてしまうところに原因があるような気がして。やっていけてしまうから労働意欲減る、でもお金は欲しいからいっぱいもらっている人にやっかみを言う。
    茹でガエルがないているとでもいうのでしょうかね。

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    日本人が本当の意味で貧しくなったのではと思うのが、「コスパとタイパ(タイムパフォーマンスの略だそうです)を求める余り挑戦しなくなった」ことです。
    60億も無駄に金を捨てやがってと書きたかったのかな?

    横浜の本牧に三渓園という有料公園があります。
    現在は市営の公園です。
    元々が生糸(絹糸)や絹織物の輸出で財を成した原三渓氏の邸宅がベースになっていて、全国のやむを得ず解体せざるを得なかった歴史的建造物を移築したり、四季の様々な植物が植えられ育てられていたりという植物園の側面も持つ公園になっています。
    原三渓博物館も敷地内にあって、様々なジャンルの美術品が収蔵されているのですが、これらのほとんどが原氏のコレクションではなく、作家からの寄贈品だというのが驚き。
    タネを明かせば原氏は売れずの若い才能ある若者を次々と書生として養い、才能を発揮できる環境を与えたそうです。
    確率としては多分私が思うほど一流作家になる可能性は高かったのかどうか不明ですが、成った暁には作家自らが最高傑作と思われる作品を原氏に寄贈したとのこと。

    トヨタは若手芸術家にこういったサポートをしているのか私には把握できていませんが、実業団スポーツ分野では多方面にわたってサポートしていることは承知しています。
    アマチュア中心なので「大赤字確定」ですが、こういうのも無駄遣いなんですかね?

    日経新聞の度量は私には計り知れませんが、そういう気分だけのインテリにはなりたくないですねぇ。

  3. 安齋 節也 より:

    国沢さん毎日読まさせて頂いております。
    いい事言いますね!
    よく勉強してますね。
    日経だから信用するところでした。
    ありがとうございます。
    これからもウーブンシテイの情報流して下さい。
    興味あるので!

  4. けろけろ より:

    そういえば新聞で、褒めている記事を読んだことがない。ブン屋さんも批判するなら、責任と覚悟を持つべき。足で取材していないことが、よく分かる。

    もっとも、Youtubeの褒め殺し動画やネットや雑誌の提灯記事も大問題。この国にはバランスが取れた信頼できるソースがほとんどない。

  5. jamira より:

    毎日楽しみに読ませて頂いています。
    トヨタに関しては、何かと難癖に近い、誹謗中傷の記事が、書かれることが多いですが、ことこのウーブンシティに関してはもっと根深い物があるのでは、と思っています。
    ウーブンシティみたいな事がまかり通ってしまうと、既存の役人、政治家は利権と影響力を失ってしまうので、多分大変苦々しく思っているはずです。
    そういった方面からの記事作成依頼が日経にあったのではと、勘繰りたくなります。

  6. よしの より:

    日本の問題点って色々あるけど
    根本的にマスコミのレベルが低すぎると思いますよ。
    この記事は自分も出た時に何言っているんだろって疑問に思うくらいレベルが低すぎて呆れてしまいましたよ。。。

    今投資して開発中の街に対して債務超過と言われてもアホか(笑)って思いますし
    これが日本を代表する経済新聞と言うのは悲しくなりましたね。

  7. maro より:

    だから豊田は「トヨタイムス」を始めたということでしょうか?

  8. はらだ より:

    私日経愛読してますが、記事書いてる人もチェックしてる人もレベル下がってるんだろうなぁ~っと思っておりました。
    ウーブンシティって、日本でやってる事はテストであり、本番はアフリカや南米等々なんじゃないかと思っています。
    日本は、なんのかんの言っても、治安の良い国ですから。
    外国は、日本と同様の建築土木技術じゃないですから、同じ様に行くのは大変でしょうけども、構想としたらウーブンシティが向いてる国は世界中沢山あると思います。
    そこにトヨタシティってつけりゃ良いんですし、橋や道路作って、トヨタ橋・トヨタ道路って作って住民に喜んで貰えばその地域じゃトヨタの宣伝効果は、看板やテレビ広告の比じゃないでしょう。
    土木建築技術が日本程の地区に作るんじゃないので簡単にいかないでしょうけど、無駄な税金払うより何十倍も有効な金の使い方でしょう。
    何十年か先の世界の自動車産業を考えての街テストなんじゃないでしょうか?

  9. Kus より:

    日経新聞(Web版ではなく、全日版)読者です。

    この記事は紙媒体にもあり、読みました。ただ実際の誌面では控えめで小ぶりな記事でした。
    豊田章男氏への言及もなく、ウーブンシティとトヨタの関連も明示してなかったですから。強いて言うならトヨタ関連の記事の真下という位置関係だけでした。

    Web版ではどうかは知りませんが、この記事を持って「日経のトヨタ嫌い」は言い過ぎかと。

    と言うのも、トヨタの株式総会前々日あたりの日経新聞1面トップは「全固体電池とトヨタの優位性」を必死で語っている記事でしたよ。

    日経新聞を長年読んでいる者として感じていることは、
    「親トヨタ派」の記者と編集長

    「トヨタ懐疑派」の記者と編集長
    の「派閥があるのかな?」と。
    この1、2年「トヨタ懐疑派」が優勢のような気がします。
    それもこれも「EVで遅れをとっているじゃないか!しっかりしろ!」と叱咤激励してるのではないかと思っています。そう言うことを前向きに受け止めなければ、
    「茹でガエルになるのは誰かということでは?」と考える事が多くなっていると思います。

  10. ニシタツ より:

    全方位で企業を考えるトヨタのウーブンシテイの真骨頂ですね。
    埼玉県のK口市の外国人による、治安の悪化を見聞きするにつけ、少子化や労働人口の確保に、この国は安易な移民政策に頼ろうとしています。
    トヨタは、この政策を信用していません。
    私は、全方位で考える企業トヨタを支持致します。冒険や改革をやろうとしない、国や自治体に対するアンチテーゼとして、豊田章男氏を応援致します。

コメントを残す

このページの先頭へ