景気良い話です。ホンダ、350馬力の5リッターV8エンジンを発売! マリン部門、撤退せず
ホンダ、マリン部門は撤退を見据えた縮小均衡策をとるかと思いきや、踏みとどまってきましたね! 以下「カーボンニュートラルってどこの星の話?」とか「ガソリン高騰ってナニ?」みたいな内容です! 今や船外機で一番儲かるのは350馬力以上の大出力モデルとなる。ハンドルやシート、ドア、エアコンが付いてないだけじゃなく、燃料タンクすらなし! で、1機350万円以上。
燃料消費量は1時間あたり100Lくらい。このサイズの船外機を最低で2機。3機掛けや4機掛けが普通で、5機とか6機もある。4機掛けで1時間走ると400L。巡航70km/hだと70km走って400Lなので燃費は0.18km/Lということになる。そんなフネがフロリダに行けば当たり前のように置いてあります。日本じゃそんな豪勢なフネ、ほとんど見ない。350馬力×2機ですら珍しい。
なのにホンダは250馬力までしか作っていなかった。フロリダに行くと250馬力ってホントにちっちゃい! お金持ちなんか見向きもしない。当然ながら250馬力のホンダを買う人って1機掛け。はたまた船外機を大切に使う漁師さんなど。2年1度くらい4機の350馬力を全部交換するような太客と違う。もうからないのだった。船外機ビジネスするなら350馬力が最低ライン。
少しは燃費を気にする人も居るらしく、スズキの350馬力が作り切れないくらい売れている。2017年に登場したスズキの350馬力、4.4リッターのV6で効率の良い2重反転ペラになってます。フルスロットルの時は効率悪いが、巡航時の燃費良い。そして! もはや350馬力でも物足りなくなってきた。てんでヤマハが出してきたのが425馬力5.6リッターV8である! 450万円!
船外機。100馬力を超えると1馬力当たり1万円というイメージでいい。ヤマハの狙いはガッツリあたり、新型コロナバブルもあり、やはり作り切れないほど売れている。ホンダだけ乗り遅れた格好。マリン業界から撤退とウワサされていたのだった。けれど今回350馬力を出し、5リッターという排気量を考えたら400馬力もありそうな雰囲気。売れそうな気がします。
世界のTOPといえばマーキュリーの600馬力7.6リッターV12! ここにきてお金持ちはこぞってマーキュリーである。これを4機掛けすると2400馬力! 1時間走らせたらハイオク600L以上喰う。調子に乗って全開すると1000Lですね~。まぁフネ+船外機で2億円ってところだから気にしない。そんなカスタマーに船外機を売れば儲かるという話でした。
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かたや根拠乏しいEV至上、
かたやプレジャーボートの贅沢エンジン、
そしてかたや撃つも壊すも飛ばすも燃やすも何もかもが、カーボン出しまくりの戦争真っ只中
宇宙から見たら地球のガンは、増え過ぎたホモ・サピエンス一択ですわね。
残念無念。。。
いつも新しい情報ありがとうございます。
ところで、高い船って船内機のイメージなのですが船外機を採用するのって、スピードを上げるためなのでしょうか?
流れとして結局はメンテナンスの問題です フロリダで係留の場合やはり塩害の関係で故障が多くメンテナンスしやすい船外機のプレジャーフィッシャーが昨今おおバスりです
お金持ちはマルチモーターのMERCURY40FTオーバーが主流です
スピード的に80マイルオーバーします
因みにBRABUSとかも進出してます