最近輸入車に乗っても感動しなくなってきました。電気自動車の20年後はおそらく資源ゴミです

一昔前まで輸入車に乗ると「スンゴクいいね!」と感動したモノである。私にとって初めての輸入車は初代ゴルフGTIの広報車だったけれど、もう目玉から何か飛び出すんじゃないかと思うくらいの体験だった。エンジンの滑らかさや乗り心地の良さ、ブレーキの利き具合、ボディのガッチリ感など、全て日本車をはるかに超えてましたね。その後に乗った素のゴルフも素晴らしかった!

そんな状態が最近まで続いていたけれど、ここ2~3年、日本車と乗り比べても「凄いね!」感は無い。いや、正確に言えば、ベントレーとかフェラーリとかポルシェなどに乗ると1000%「凄いね!」と思う。けれどあんな感動したVWやアウディが今や「こんなだったっけ?」。おそらく日本車の仕上がりも良くなってきたんだろう。実際、乗って納得する日本車が増えてきた。

最近のトヨタ車はノアを含め全て輸入車に負けていない。MIRAIなんかノーマルのダンパーだって満足出来る。シビックも素晴らしい。レヴォーグのザックス仕様はロングドライブしたって全く疲れず。一方、先日試乗したアウディQ5など「こんなモンだったっけ?」と思えるボディの剛性感や乗り心地。何よりADASが全くお話になっていない。センサー性能も機能も物足りず。

ADASに付いて言えば満足出来るのはボルボくらい。メルセデスとBMWですら後輪駆動の上級グレードが何とか及第点レベル。緊急ブレーキ性能で日産に勝てるメーカーは無いし、様々な機能だとトヨタが群を抜きつつある。新型プリウスとかに乗ると「ぶっちぎりましたね!」。ここにきて中国や韓国に日本車は押されていると書いてきた。同じように欧州車も追い詰められているように思う。

遠からず電動化車両になっていく。ポルシェ911は49年前に1974年に登場した930ボディすら大人気! 今でも高い相場で取り引きされている。最終1989年モデルなんか驚くほど高価。されど電気自動車のタイカンはどうか? 20年後に動かせる制御系を入手出来るか誰も保証出来ない。ポルシェに限らず電動化車両は全て同じ。リーフの初期型用の新品電池、今や入手出来ないのだった。

逆に考えるなら純エンジン車の輸入車を買うなら今です。 

<おすすめ記事>

7 Responses to “最近輸入車に乗っても感動しなくなってきました。電気自動車の20年後はおそらく資源ゴミです”

  1. アミーゴ5号 より:

    おおっ、やっぱり日本車は凄い、素晴らしい、万歳三唱や〜っ!
    と素直に喜びたいところデス。

    すっかすですね、日本車は性能とともに、サイズもお値段もスクスクと成長しちゃいましたから、悩ましいところです。

  2. くに より:

    目玉飛び出るようなクルマ体験はもうできないってことですね、残念

  3. Takezo より:

    欧州車はハイブリッドでトヨタに追いつけず、EVに逃げましたが、今度はADAS性能がものを言うようになり、結局日本車を凌駕するのは難しそうですね

  4. NRT より:

    昨今の高級EVの試乗インプレを見ると、静かですねー!パワフルですねー!みたいのばっかりであまり面白くないです。インプレが悪いのではなく、実際にそういう印象しかもたらさないクルマになってきているのだと思います。国沢さんがベンツの高級EVにワクワクしないというようなことを以前書かれていましたがすごく共感しました。なんか、もはや凄味みたいなものを感じないんですよね。この方向性だと今後欧州プレミアム勢は苦しいのではないかと思います。

    個人的にはハンドリングとかステアリングフィールで別格に楽しい!と思えるクルマに出会いたいのですが、ポルシェなんかは別にすると普通のシビックとかロードスターの方が生半可な輸入プレミアムより楽しかったりします。それでもBMWは今でも運転していて気持ちいいと感じますが素人なので思い込みもあるのかもしれませんね。

  5. ドラコ より:

    今頃?正直な感想。フェアレディ240Zがアメリカでブレークしたのは50年も前のこと。ポルシェの半分の値段で同じ性能、ならフェアレディ、が舶来信仰などないアメリカ人のまともな評価。だから今ヒョンデが評価されつつあることに要注意。トヨタの全方位、トヨタだからできる。FCVに国は水素エネルギーと共に力を入れるべきだ。

  6. たなかただし より:

    運転の楽しさって何だったんでしょうね。

    私も若い頃は、運転すること自体が楽しかったんです。がんばってGTIを初めての外車として買ったのは、運転することが格段に楽しかったからです。

    しかし、まだ免許を返納するような年では全くないのに、街中で一回失神しただけで、運転をあきらめてしまいました。

    これから、そんな人間でも、技術の進歩で、また自分で運転することを楽しめることはあるでしょうか。期待してはいるのですが。

    何が運転の楽しさかは、人によっても違うでしょうけど。

  7. 小井土雄一 より:

    10年前は、国産車とドイツ車は雲泥の差でした。ボディの剛性感など全く違った。しかし最近の国産車のレベルは、ほんとうに上がりました。シビックやプリウス等はゴルフと比べても遜色がない。Dセグメント以上では、未だドイツ車という感じですが、Cセグメント以下ではドイツ車の優位性はなくなったと思います。ただトヨタには内装の室感をなんとかしてほしい。韓国車にも負け始めています。私はもう一つ注目しているのがフランス車で、こちらももはやドイツ車に引けをとりません。新型のプジョー308に乗ると驚きます。

Takezo へ返信する

このページの先頭へ