朝日新聞が「2022年5月以降の新型車からバックカメラ義務付けに」とスクープ

タイトルだけ見て「けしからん! 車両価格がさらに高くなる!」と早とちりしちゃうヒトも出てきそう。記事を読むと「バックカメラ」だけでなくソナーなどのセンサーを使う障害物検知機能や、光学式のミラー(今でもリアハッチに付いている1BOXカーがありますね)でもよいという。光学式のミラーなら車体後部に付けるだけ。SUVのサイドミラーと同じなので簡単だ。

すでに装備しているモデルもある

実効性で考えたらどうか? そもそもこの規則、バックブザーを鳴らないようカットしていた大型ダンプがバック時に目の見えないヒトと、盲導犬をひき殺した事件を発端としている。昨年はバック時の事故で60人近い死者を出しているそうな。リアにミラーを1つ追加しただけで決定打になると思えない。もう少し前向きの対応策を考えるべきだと私は考えます。

今や前後のドライブレコーダーは必須の装備。だったらリアにカメラを装着し、それを小さくていいから液晶画面で表示すればいい。実際、50万円で販売している宏光MINIのような中華小型電気自動車などもバックカメラを標準装備しているほど。車両価格の高い大型車などは、バックカメラのコストなんてドライブレコーダーと抱き合わせたらタダみたいなもの。

最近の我が国の行政、新型コロナ対応を見てもなんかシャッキリしていない。本当に事故を減らしたいと思っているなら、ミラー1本の追加で済むような対策じゃダメ。そもそもバックブザーをカットしてるような状況を野放しにしてるような(トラックは後部ナンバープレートが見えない車両や、石を枠より上まで積んでる状態を黙認してる)ことから何とかすべきだ。

<おすすめ記事>

コメントを残す

このページの先頭へ