業績を落としている自動車メーカー経営陣の舵取りは太平洋戦争の大本営と完全にダブります

戦争を始めた理由については当時のバックボーンを考えると免責されると思う。人類、野蛮だった。けれど戦争の終わらせ方が最悪である。戦争の優劣は真珠湾攻撃(昭和16年12月)の半年後に行われたミッドウェイ海戦で決着。この戦いで日本軍は主力正規空母4隻と多数の優秀な搭乗員を失ってしまう。そしてガダルカナルから友軍の事実上の虐殺行為が始まる。

6日は広島に原爆を落とされた日

大本営は武器も食料も補給することなく「気合いで戦え!」。ガダルカナルの戦いの本質は、玉砕攻撃&戦わずしての餓死。そこからは「玉砕&餓死」の繰り返しになる。昭和19年7月にサイパンが陥落。B29が日本全土に爆弾を落とすようになり民間人に犠牲が出始めた時点で、免責とされるプロの軍人同士の戦争は終わりだ。されど大本営は「一億玉砕!」と暴走を始める。

妥当な落としどころは昭和20年5月8日のドイツ降伏だった。大本営は「総攻撃を仕掛け勝ったら停戦を申し入れよう!」を譲らない。まともに考えたら勝てる要素など皆無。その後、8月6日に原爆を落とされるまで、下を見て5回は停戦(すでに無条件降伏するしかなかった)のタイミングはあった。最後のチャンスは7月26日のポツダム宣言の通告となる。

マツダ宇品工場に残る陸軍臨時病院に使われた建物  写真/広島市

もはや燃料無く飛ばせる飛行機僅か。艦船などは大半が沈められた。ドイツ降伏後、ロシアも極東に戦力を集中配置する(結果的にロシアにたこ殴りされることになった)。ドイツと一緒に降伏していたら沖縄戦は途中で終了。広島と長崎に原爆を落とされる事だってなかった。太平洋戦争について書かれたものを見ると、誰だって負けた理由は理解出来ます。

日本人は従順過ぎるんだと思う。ここにきて自動車メーカーの中に大本営と全く同じことをやっている人が出てきてるけれど、優秀な社員の皆さんも解っていて反論しない。これまた太平洋戦争の時と見事に重なります。日本ってダメになるまで流されていってしまう素地を持つ。今のマツダの厳しさは誰にでも解る。いや、太平洋戦争を学べば4年前、大本営状態でした。

太平洋戦争ではメディアも大本営発表を鵜呑みにして報道! 「そうしなければ新聞を作れなかった」と言う人もいるけれど、だったら仕事を放棄すればよかった。国民側に付かないメディアはプロパガンダです。今の大手メディアの鵜呑み報道を見ていると当時とダブります。大手メディアの皆さん、私より圧倒的に高い学歴を持つ。もしかしたら個々は解っている?

夏休み、ネットでいいから太平洋戦を振り返り今の日本を考えてみて頂きたく。ちなみに戦争は最初からTOPを狙ったらいいと思う。今の情報収集能力と武器を持ってすれば可能。真っ先に狙われると解って戦争を始めるヤツはいないだろう。

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1 Responses to “業績を落としている自動車メーカー経営陣の舵取りは太平洋戦争の大本営と完全にダブります”

  1. natumenatuki より:

    加藤登紀子さんは戦争を止めた人が勝者と仰っていましたね。

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