横断歩道に人が居たら赤信号状態か? 「早く渡れやボケェ!」と怒鳴る人も出てくると思う

当たり前のことながら、高速道路のJCT区間は40km/h制限であり、1km/h超えても交通違反になる。一方、そんなところを40km/hで走っていたら後続車に対するイヤがらせ行為に他ならない。私を除き、制限速度違反は絶対しないと言う人は日本全国で上を見て100人くらいしかいないだろう。なのに悪質な速度じゃない限り捕まることなどありません。なぜか?

社会通念だし、道交法の基本理念である円滑な流れと言えないからだ。原理主義のメディアだって制限速度を守れとは言わない。なのに歩行者横断妨害になると、途端に超原理主義になってしまう。相当のクルマ通ですら「歩行者に譲ってもらっても止まらなければ歩行者横断妨害になる」と思っているようなのだ。なんかの記事に出ていた、という。1km/hの違反と同じレベルの原理主義だ。

2021年までの数字しか無いのだけれど、2020年と比べ違反総数は5.5%減っているのに、歩行者横断妨害のみ12.1%も増えている。取り締まられた件数の5.9%に達するのだから驚く! おそらく2022年はさらに増えることだろう。この状況、当然ながら日本人の交通マナーが突如悪くなったワケじゃ無い。全般的な違反件数減った結果、予算達成困難になった警察の都合です。

お先にどうぞで止まらなかったら違反か?

歩行者に道を譲ってもらったら違反か、という点に関しては上に書いた。島根県警の見識は正しいと思う。私が「道を譲ってもらっても違反になる」という流れになった時に懸念することがいくつかある。例えば横断歩道に人が居るだけで赤信号という解釈になると思う。その人は渡ろうとしているのか、単にそこにいるのか解らない。そこで待っているだけなら当然ながら渡らない。

人の流れが切れることがない中野北口

譲らないと違反という解釈であれば、渡らなければクルマは走れない。どうなる? 気が短い人だと窓開けて「早く渡れやボケェ!」したくなります。気が長い人だと待つだけになり、後続車を怒らせる。歩行者の切れない横断歩道なんかクルマは全く通行できない。「譲って貰っても違反」という主張する人はクルマに乗らないんだと思う。現実的に1km/hの速度違反と同じです。

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