次の信号を表示し、しかも赤なら何秒で青になるかまで表示する中国のナビに驚く!
中国に行くとポジティブな意味で驚くことが多い。「やられた感」を味わうことになります。下のナビ、日本で言えばグーグルのような汎用アプリである。スマホで目的地を入れると案内してくれたり、渋滞表示や所要時間表示をするのはグーグルと同じ。しかしプラスαの機能が凄い! 赤表示。次の信号を示す。この場合、次の信号は赤。横の数字、青までの秒数です。
我が国の場合(国交省ですね)、これを信号から発信させるビーコンでやらせようとしていた。信号全てに高額なビーコン付けようって話です。役人の原点は予算付けることと、天下り団体の創設。失敗か成功かなど関係なし。実際10年以上掛けてもITSは進化せず。そればかりかビーコンを設置したいものだから、クルマが赤信号を検知して減速することを許さない状況になってしまった。
中国どうか? 信号のタイミングは当局によって一律管理されている。その情報を得れば、次の信号の表示灯の色だって解る。切り替わるタイミングも解る。前方の信号が赤で20秒後に青になると解れば、手前で速度を調節し止まらないように走ればよい。環境にやさしいし。青信号の場合、赤になる秒数出さない。出すとアクセル踏んでアブナイですから(笑)。下の動画でどうぞ。
コレが出来ると言うことは、日本のように認知機能落ちたドライバーの信号見落としや、ペダルの踏み間違いによる全開も防止可能。親子2人の命を奪った痛ましい池袋の事故、信号は赤だった。赤信号を認識し、危険な速度だったらアクセル戻したりブレーキ掛けたりすることは出来る。もちろん100%じゃないかもしれないが、90%だって何も無いより100万倍以上いい。
さらにこのナビ、使っているクルマは走っている場所が解る。狭い道で対向車来たときのインフォメーションを出すことまでやるという。気がつけば日本がやりたいと考えていることをすでに実行している。中国、高齢者のドライバー居ないから赤信号ブレーキはやっていないが、その気になったら様々な制御が出来ることだろう。そしてドンドン進化していく。
我が国も考え方を根底から変えないと安全性すらカイゼン出来ないと思う。
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韓国ナビのHUDといい、中国ナビの信号案内といい、やられた感満載ですが、そう思っても中国に行ったり、彼の地がうらやましいと思ったことはありません。
やっぱり民主主義でない体制というのは、いつ難癖付けられて捕まるのか、怖いです。
ま、日本の道路は信号が多すぎて、2,3ブロック先までほぼ赤だったりするのが見えてしまうので、まず渋滞を何とかしてという思いが先に来てしまいますね。
今日、近所の道でBYDが走っているのを見ました。もちろん日本に入ってきて売っているのは知ってましたが、走っている姿を見たのは初めてです。
今までは日本車には禁止されていた事でもアメリカやドイツのクルマからのご意見ご要望で許可が下り、日本車にもOKになる例も多かったのですが、今後は中華メーカーからのご意見ご要望で許可される事がおこるのかも?と思えてきました。
電動キックボードの公道走行認可の爆速ぶりはちょっと考えものですが、「ナビとカメラで信号読んで赤なら停止をさせたい」を中華メーカーがしかるべき筋に要望出してくれないかなぁ。
秒数!「やられた感」ありますね。
走行中に信号が見えてきた際の、無駄な加減速も削減できそうな?