次の首相が利権まみれじゃなければ2050年のカーボンニュートラルに向かって全力ダッシュできます!

我が国は一応先進国ということになっているため、カーボンニュートラルを進めなければならない。されど電気自動車大嫌い君達と話になると「火力発電で作った電力使ったら意味ない。むしろ環境に悪い」とか「原発を稼働させないと無理」みたいな話に持って行かれます。いずれにしろ問題は電力ということになる。どうすべきだろうか?

まず原発。ここにきてお寒い実情が次々と出てきた。先日のこと。福島第一のデブリを取り出す最初の試みが行われる予定だったけれど、急遽取りやめになった。理由と言えば「パイプの繋ぎ方に間違いあったため」。そんな単純なミスをすることに驚き、しかも大切なことなのにダブルチェックをしていなかったことにあきれる。いろいろ調べてみた。

するとどうよ! 原発の技術者といえば東工大の原子核工学なのだけれど、2011年から急激に人気薄となり今や閑古鳥が鳴いているという。考えてみれば原子核工学を学んでも、廃炉くらいしか技術を活かせない。優秀な人間はもっと将来性のある部門を目指すことだろう。すでに10年以上若手の技術者が入ってこず、2011年当時47歳以上だったベテランは定年。

原発が安全なら東京湾奥に作ったらいい

優れた人材無しで「人類が作った最も危険な道具」を扱うことなどありえない。遠からず利権を持っていた政治家達も消えゆくだろうから、単なる負の巨大な遺産として残るだけになる。ちなみに現在原発を動かしているの、関西と四国、九州電力のみ。政治家が強いんだろう。福井県民さえお金に目がくらまず反対してもらうと、関西電力もゼロになります。

原発を頼りにして利権を得ようという政治家さえいなくなれば、自然に恵まれた日本の場合、代替手段はいくらでもある。地熱発電をベース電源とし、太陽光と風力に代表される再生可能エネルギーを5倍程度に増やす。余った電力は重力発電で貯めておけばOK。平坦な土地しかない国だと穴掘ったり建物作ったりしなければならないが、日本は高低差ある。

山にケーブルカーを作り、電力余っているときは上にオモリを運び、電力足りなければ降ろすエネルギーで発電すればいい。効率70%程度の揚水発電よりずっと効率よいです。都市部のビルにも重力発電を義務づけることで巨大な蓄電池群になる。今から頑張ることで2050年に間に合うだろう。次の首相に利権まみれじゃない人がなってくれたら可能性大。

その時のため、粛々と電気自動車を増やしていく必要がある。良いスタートになったのはSAKURAながら、やはり電池容量少な過ぎた。N-VAN:eや、ダイハツの電気軽商用車から始まり、来年に出てくるN-ONEなど電気軽乗用車で本格的な普及が始まることだろう。私もN-VAN:eで面白いトライをしようと思っている。楽しみしていただきたく。

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5 Responses to “次の首相が利権まみれじゃなければ2050年のカーボンニュートラルに向かって全力ダッシュできます!”

  1. ナンケイ より:

    電気自動車大嫌い君達は、太陽光発電も嫌いな傾向にあるような気がします。
    そしてその理由のひとつとして「パネルがゴミになったらリサイクルできない」
    おそらく数年の間に太陽光パネルのリサイクル技術は確立すると思いますし、よしんば仮にできなかったとしても原発の廃炉、核のゴミ等よりはよっぽど安全に処理できるかと。原発の処理できないゴミなんてたくさんあるのにそっちには一切言及しないの不思議でなりません。
    困ったのは利権に関係なさそうなのに利権の知見者の意見に引きずられている方々。あなたはそれを支持してもなんの得もないでしょう。

  2. マツモト より:

    政治家は国民の代表なので地域の利権、国内の利権に縛られるのは当たり前、国際の利権に目を向けられる人に期待すべき、理系の開発志望の人は自動車のような開発が終わったような物のよりロケットや核燃料のような制御が不安定な事に目を向けるだろうけど核は土砂降りだからロケットだな。
    自動車は色々な縛りの中から楽しみを見つけて下さい。

  3. みやび より:

    ナンケイ さま

    「困ったのは利権に関係なさそうなのに利権の知見者の意見に引きずられている方々。あなたはそれを支持してもなんの得もないでしょう。」

    非常に良くわかります

    私はイソップ童話の ”すっぱいブドウ”という状態だと思っています

    《すっぱい葡萄とは、自分が手に入れることができなかったものについて、「どうせたいした価値はない」と考えることで、自分の感じる悔しさや敗北感などの負の感情を紛らわせる心理メカニズムを指す言葉です。》 グロービス学び放題より引用

    買えないんですよ 彼らは
    リセールの悪い電気自動車もソーラパネルも
    特に、ソーラーパネルは既存住宅に搭載するのであれば、このご時世 耐震性能に余裕も必要ですし、
    結局は新築で建て替えられる余裕のあるヒトの話です

    明日の”パンに困っている人達”には
    金持ちの道楽のように別世界のお話に感じるのだと思います

    でも、自尊心を傷つけてしまうので、「お金がないから 買えない」とは言いたくないですし

    「あのブドウは酸っぱいに決まっている!」と吹聴するしかない訳です

    憐れみを持って優しく接してあげて下さい
    私は そう思っています

  4. yama より:

    電力余っているときに余剰電力分でビットコインをマイニングし、コインの売却益で発電や送配電の設備投資するなんてこともできるそうです。発電設備の隣に計算機を繋げばいいだけなので大規模設備不要!
    https://lostinbitcoin.jp/bitcoin/how_can_bitcoin_help_increase_the_growth_of_renewables/
    東京電力も子会社で実証試験しているようで、日本全国津々浦々の余剰自然エネルギーの価値が、ビットコインを介して外国に輸出できるようになるのでしょうか。
    こういった若く新しいテクノロジーの勢力も石油利権を打倒していくんだろうと妄想しています

  5. ロードスターで人生が豊かになったおじさん より:

    まあ、近所の山の木を切り倒してはげ山にして取り付けるのは反対です。。
     自然一色だった釧路湿原はいまやまだら模様ですよ。両生類が池と間違えて飛びついて焼けタヒぬんですよ。
     根室方面へ国道を流せば、両サイド森だった斜面がはげ山のパネルだらけです。
     原発もそうですが、きちっと環境を考えて取り付けてほしいものです。

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