次期型プリウス

アメリカの『プリウスチャット・コム』というWebが新型プリウスの写真を掲載した。驚いたことに来年1月のデトロイトショーで実車を発表するそうな。発売は夏前だと言われていることを考えると、けっこうな早出しです。あまりにインサイトで盛り上がっているので、プリウスも存在感を出さなくちゃならん、ということか?

実際、インサイトの評判ときたら非常に高く、一方、次期型プリウスは1,8リッターエンジンになるなど、ECO派からすれば「なんじゃそりゃ!」みたいなモデルになるらしい。もちろん排気量上がった分だけ値上げもすることだろう。このままだとプリウスのユーザーからの乗り換えも出てきそう(それは私か?)。

ECO派からすれば「多少ガマンしても燃費重視」なのであり、排気量アップは好ましくないこと。どうしてトヨタはハイブリッドに性能を持たせようとするのだろう? 少なくともプリウスについちゃ燃費を追求しまくって欲しかった。最近のトヨタ、少し空気読めていないような気がしてならない。

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5 Responses to “次期型プリウス”

  1. アマチュア部員 より:

    次期プリウスと次期インサイト、私の購入候補の2台です。
    したがって先行してリークされる情報にも注目しております。
    購入に際しては2台が発売されてから、じっくり乗り比べて決めるわけですが、見た目の第一印象はインサイトのコンパクトでスポーティーなデザインに惹かれております。(コンセプトモデルを見る限り)
    先日リークされたプリウスの写真は市販プロトなのでしょうか?オーリスに似たフロントマスクで新鮮さに欠ける印象です。
    恥ずかしい話ですが、私は車好きですが運転が下手なのです。特に側方感覚が弱く、車幅の広い車は運転に気を使うので購入対象から外れます。車幅1750mmと噂されている次期プリウスは、この点で大きなマイナスポイントです。
    しかし燃費性能がインサイトに比べて良ければ話は別です。
    私がこの2車種を候補にしている理由は、低燃費によるランニングコスト低減もありますが、「一芸に秀でた凄い車に乗りたい」という車好き特有の選択理由もあります。
    その為には車両価格差50万円程度でしたら「一番凄い車に乗りたい」という気持ちがあります。
    したがって実燃費が1km/Lでもいい方を選ぶことになると思います。(本当は一般ユーザー向けプラグインの発売を待つのがベストかもしれませんね)
    燃費性能はカタログに記載されているモード燃費ではあてになりませんので、実際に2台を乗り比べることになるわけですが、問題はどうやって車を借りるかです。プリウスは池袋のアムラックスで発売と同時にタイムレンタルで借りられるので、数回借りればおおよその実燃費は判明すると思いますが、インサイトは実燃費を計測するほどの長時間試乗はなかなか難しそうです。
    さてプリウスは1800ccに排気量アップされるようですが、現行型のようなアトキンソンサイクルのエンジンなのでしょうか?エンジンが大きくなって更にボディーサイズも大きくなれば当然燃費も悪くなりそうなものですが、今年の4月にプリウスの開発の方に伺ったところ、現行型に比べて燃費は良くなっているとのこと。THSⅢの進化ぶりが楽しみです。また太陽パネル搭載のグレードも気になるところです。
    対してインサイトの全気筒休止システム+IMAがどこまで燃費に貢献するか?
    私の期待値としては現行プリウスが18km/L走る環境&運転で20km/Lがコンスタントに出れば合格という感じですが・・・
    まぁ、こうやっていろいろ調べている間が一番楽しいのかもしれません。

  2. Ito より:

    1.8Lになる件は、設計が新しいエンジンがオーリスなどのZR系しかないためだと思います。NZ系エンジンの後継はNR型だそうですが、プリウスの開発には間に合わなかったのでしょう。欧州市場を視野に入れると高速性能がもう少しあった方がいいというのも重なって1.8L化したと思います。
    プラットフォームもオーリスやブレイドと共通になるそうなのでコストダウンは進んでいるはずです。それがゆえに欧州基準の全幅にはなってしまいますが…
    ガソリン価格の下落もあり、エコカー熱が若干冷めてるので、最低でも先日の値上げ分は値下げしないとけっこう厳しいと思います。(あくまで噂ですが)ボトムの値段はかなり下がるようです。上級モデルは装備を充実させて据え置きくらいで実質的な値下げにするのかもしれません。
    もし値上げなどということがあると、インサイトヘの浮気は予想以上に大きいと思います。現行プリウスは、「10万キロ乗るとフィットを買うのと変わらない」というガソリン高になってから爆発的に売れ出したくらいなので、そういう損得勘定をしている人が多いということだと思います。
    国沢さんのおっしゃるようなただでさえ車にお金なんてかけたくない人が増えてるので、総コストが安い車は売れるという傾向が強くなると予測してます。
    私はプリウス派なので、トヨタが価格面でどんな戦略をしてくるのか楽しみでなりません。

  3. ko より:

    国沢さんと同じくアバンギャルド派?評論家なので好きなのですが、
    小沢コージさんは、インサイト売れないだろうと予想していますね。
    それはそうと、ハイブリッド車は充電池の製造廃棄に伴う環境負荷が大きく、実は環境に優しくないという論評もあります。
    でも、やはりイメージから、恐慌かそれに近いだろうこれからしばらくの時代は、燃費良い車だけが(ヒットではなく)そこそこ売れるのは間違いないでしょう。

  4. アマチュア部員 より:

    Itoさん、情報ありがとうございます。
    搭載エンジンは2ZRの1.8、普通のオットーサイクルということでしょうか。これで燃費性能が現行型よりも良くなるとすれば、THSの進化によるものなのでしょうね。
    プリウスは初代、現行型と開発陣のオーラが漂う、なんとも言えない「凄み」を感じました。次期型はプラットホームをオーリスの物を流用するようで、なんか平常心でもハイブリッドが作れるようになったという感じですね。
    車好きからしてみれば、あの採算度外視の情熱みたいなものに心を動かされた気もします。
    まぁ、工業製品ですから、だんだん楽に作れるようになって収益性を高めるようになるのは当然の流れでしょうね。
    そういった観点から見ると、初代インサイトは採算度外視どころの話ではないですよね。1台あたり70〜80万円は損失が出ていたのではないでしょうか?(想像ですが)
    すでにプリウスという車名はグローバル的にも、とても重みのあるブランドになっていると思います。
    次期型もその名に恥じない雰囲気を持っていてほしいと希望しています。
    来年1月のデトロイトショーが楽しみです。

  5. Ito より:

    次期プリウスは現行同様ミラーサイクルでしょう。馬力も排気量からすると控えめ(100馬力ちょっとらしいです)ですのでミラーサイクルである可能性が高いです。ノアなどのバルブマチックは非採用(ミラーサイクルによってバルブマティックで得られる効果もある程度得らるので)でしょうけど、Dual-VVT-iは当然ですが、EGR装置が導入されるらしいです。
    システムパワーで150馬力前後になるはずなので、最高速は200km/hを越えるのではないでしょうか?
    僕も気になっていますが、レクサス系のリダクションギヤが採用されるか否かはわかりません。THSはモーターが車輪直結ですのでリダクションを入れることでモーターの高回転域の利用ができます。ハリアーのような一段式が採用されるんじゃないかと見ています。
    あくまで噂の域をでないので参考までに。
    確かにハイブリッドカーのLCAはメーカー数値を鵜呑みにして大丈夫か?と思いますが、電池は小さいものですから環境負荷はそれほど大きくはないはずです。ニッケル水素、リチウムイオン電池ともほぼ完全なリサイクルが可能なので廃棄物に関しても問題は少ないでしょう。それでもカローラクラスのガソリン車よりは走行以外のCO2排出は2倍程度あるみたいです。ただ、10万kmのLCAで見れば7〜8割くらいのCO2排出量ですので確かにエコではあります。その2〜3割の削減量をどう見るかといったところでしょう。
    余談ですが、プリウスのインバーターには14個ものIGBT(電流制御用のトランジスター)が使われていましたよ。モーターにはネオジウム鉄磁石が使われています。ネオジ鉄磁石メーカーの方とお話ししたことがあるのですが「トヨタが強力な磁石ほしいって言ってきたんだけど、何に使うのか最初はわからなかった」とおっしゃっていました。今でこそ当たり前の技術ですが、そういう応用は当時は凄かったはずです。

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