次期型マーチ
今年の注目車である次期型マーチがジュネーヴショーでデビューする。世界で最も早く発売されるのはタイ。3月中旬とのこと。このクルマ、日本の自動車メーカーにとって「価格を下げるべく海外で生産する」という点で初めての試み。これまで海外生産と言えば、販売する国の税制をクリアするためだった。
つまりクルマを作るなら日本が一番安かったワケです。しかし次期型マーチはタイで作って日本に輸入しても、日本生産より安いのだという。成功したなら、安価なクルマは日本じゃ作らなくなることだろう。といった意味からすると、本当の意味で日本の自動車メーカーの脱日本が本格的に始まると言うこと。
もしウワサ通り1リッターが89万円。1,2リッターを109万円程度で販売するのであれば、デビュー
したばかりのブーン/パッソより20万円安い。こらもう勝負にならんです。スイフトやデミオ、ヴィッツあたりも厳しいと思う。逃げ切れるの、広いキャビンスペース持つフィットくらいだろう。
タイで3月発売だというので乗りに行こうか思案中。日産によれば「タイ仕様は仕上がりがイマイチなので‥‥」。タイ仕様に試乗してマーチの評価をしてもらいたくないのだろう。確かにタイ仕様に乗って印象悪くなり、マーチの期待度が下がれば私にとっても本意じゃないです。いずれにしろデザインは間もなく紹介できると思う。
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今後も脱日本が加速するのは、間違いないでしょう。元々アメリカ人が編み出した現地調達率の関係で、海外拠点は技術の根幹まで海外に差し出す事になっています。タイはともかく、目先の欲で共産圏の中国に進出した事は間違いだったと思います。