次期型WRX
3月29日のTOPで次期型WRXの情報を紹介した。その後、いろいろなウワサが入ってきたので紹介したい。まずデザインだけれど、ニューヨークショーのモデルは完全なコンセプトカーであり、市販モデルと全く違うのだという。そらそうだ。WRXのためだけに専用ボディを作るようなことなどあり得ないですから。
ちなみにニューヨークショーのボディは全幅1,9mもあり、ルーフだって低い。本物にも見えてしまう走りの動画は日本のエンタティーメントの大御所の作品だった。現在販売している4ドアの『G4』に限りなく近いシルエットだと思っていただければ間違いない。逆にラリーのベース車として使えそうで少し安心したりして。
搭載されるエンジンはベストカー情報だと1,6リッター直噴ターボ。されど違う筋からの情報によればレガシィと同じFA型の2リッター直噴ターボになるという。CVTと組み合わされるレガシィ用で300馬力だから、WRXのマニュアル仕様なら320馬力以上出せることだろう。現行モデルより高い性能になるかもしれません。
なるほど常識的に考えるなら2リッターかと。だからこそ1,6リッターという話を聞いた時に「あれれ?」と思ったワケです。2リッターであれば素直に信じられる。ただ今やスバルの上層部はラリーのことなど全く考えていない。ラリーで活躍したからこそブランドになった、ということを全く忘れている感じ。ガッカリでございます。
問題は「ラリーをやらずにブランドイメージをキープ出来るか」。きっと何とかなるんだろう。GT300か? 今までのファンからすれば大いに寂しいことながら、スバル以外の御贔屓メーカーを見つければいいだけ。といった意味では次期型インプレッサを見てスバルを卒業する気になれる人も多いことだろう。それもまた良し。
私の中のインプレッサはGDB(日記の写真のモデル)で終わっている。現行の4ドアに少し惹かれますけど。GDBでラリーをやらなくなった時点で、趣味のクルマは他を捜そうと思う。嬉しいことに今やGDBの中古パーツって激しく安価。しばらく遊べるかもしれません。ってまだラリーに出るつもりなのか?
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そりゃあ少なくとも、優勝カップを手にするか、インプがお役目を全うする迄は、やり続けると思っていますよ。もちろん。
今年はサスに手を入れて、いっちゃってくださいまし。
(^o^ゞ頑張れ〜
やはりスバルはワールドラリーあってのブランドだと思います。
ましてやラリー活動のないWRXなど「物語」が無いので伝説とはならないでしょう。
ある程度売れたとしても、それは過去の「物語」によるイメージからくるもので、やがては薄れていくでしょう。
それは三菱のワールドラリー無きランエボ×にも言えますし、ダカールラリー無きパジェロにも言えます。
この二社は、トヨタとは違うということを認識し、ブランドイメージがラリー活動によって構築されている(いた)ことを忘れてはいけないと思いますね。
三菱のランエボXもメーカーがラリーを離れて久しく、結局「三菱」そのものの記号性もかつての「修学旅行のバスに安売りコンパクトカー」というものに戻ってしまっては元も子もないのではないでしょうか。
そしてスバルは…..WRCは離れどニュル24時間には参戦している、されどかつてのWRC時代のブランドイメージに及ぶべくもない、とあらば「農民車」か。
そういえばかつての米国向きスバルレオーネの広告に「ロバよりタフで、ロバより小食」というものがあったっけ。
路上テスト中のスクープ写真がネットに出てました。"Subaru WRX 2015"で検索です。コンセプトカーほどではありませんがカッコイイと思います。