欧州、自動車を巡る状況が変化してます。マツダかと思ったらMGだって

真正面から中国にケンカ売ろうとしているアメリカと違い、欧州は利害関係を考え様子見といった状況。したがって中国車を街中で見かけるようになってきた。下は『MG』ブランドを買った中国の自動車メーカーが欧州で販売しているSUV。全体のフォルムからしてマツダ風なんだけどヘッドライトとフロントグリルの繋がりなんか同じ手法だったりする。むしろCX-60よりカッコ良い。

サイドビューだってこんな感じ。ボディ側面パネルのプレスライン、よ~く出来てます。MGはタイなど新興国でもジワジワとシェアを伸ばしており、もちろん電気自動車だってキッチリ開発しているしラインナップしている。こういったブランドにジワジワと足下を崩されていく。ちなみに欧州に於ける日本勢の販売台数はトヨタを除き落ちる一方です。新車なんか見かけない。

横から見るとCR-Vっぽい

急速充電はコンボの300kWが普通に並んでいる。フランスはルノーのZOEを多く見かける。下は中国のリンク&コー。少なくともメルセデスもBMWも中国製電池を使う方向になってきた。日本勢は高い電池を使わなければならず、それだけで大きなハンデを背負う。300万円のクルマのバッテリーが130万円と100万円だと、車両に掛けられるコストが10%も違ってくる。

ライバル達の方が車体にお金を掛けられるということ。日産は電動系のコストを大幅に低くしようとしているようだけれど、ライバル達だって手がけている。真正面から戦うのって無理かもしれない。サイドチェンジして違う攻め方を模索すべきなのかもしれません。たとえて言えば日本が世界に誇るシャワートイレのような「快適&普遍性あるのに外国勢が入ってこない」ようなジャンルです。

2日間ほどアラモのレンタカーでトゥインゴに乗り500kmほど走ったのだけれど、これが予想以上に良いクルマでしたね! リアの突き上げ感強いのでネオチューンする必要あるけれど、それを除けば素晴らしい! 1リッター3気筒と思えないくらいトルクあり、しかも滑らか。100~130km/hでの巡航なんか快適そのもの。5速ミッションはワイドレシオで、70km/hまでは4速です。

カーセンサーで中古車を探したらけっこう魅力的な価格だったりする。味のあるクルマに乗りたいと思っているなら面白い狙い目かと。とにかく流れの良い道を適当な速度で巡航しているときの気持ちが良さときたらコンパクトカーと思えない。ちなみに燃費は70~90km/hで流している時で20km/L前後。ただガソリンはレギュラーで296円! 500km走って7400円。日本の2倍ですね。

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3 Responses to “欧州、自動車を巡る状況が変化してます。マツダかと思ったらMGだって”

  1. トゥインゴオーナー より:

    日本でもマニュアル車販売してますよ
    241万円です。

  2. Ken より:

    MGは、2024年に発売されるオープンスポーツEVのCyberstarが、英豪などで評判になっていますね。MGーBがEVとして蘇ったと。

  3. Ken より:

    訂正。CyberstarでなくてCybersterです。

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