水没したクルマはどうしたらいいか?
台風19号で多数の水没車が出た。水没したらどうすべきか? もっとも重要なのは当たり前ながら「水没した深さ」車内に水が入り込んでいなければ、ほぼ問題無し。自動車メーカーも水濠試験を行っており、ドア下までの水であれば耐えられるようになってます。ドア開けて水があったらどうか? インパネに達していたら、もはや諦めること。保険でも全損扱いになる。
この状態から修理することも可能ながら、過去のケースを見ると必ずトラブル出ます。水分による腐食により通電しなくなるのだろう。走行中、突然エンジン止まるとか、何らかの電気系が突如壊れるなど深刻な状況になる。また、車内のカビ臭が消えなかったり、変色したりと様々。難しいのはシートの高さくらいまでの水です。基本はアウトながら助かることも。
次にチェックするのはエンジンルーム。バッテリーの電極の高さまで水が来ていたら、これもアウトだと諦めること。エンジンルーム内の部品は基本的に防水構造になっているけれど、水没までは想定していない。特にバッテリー電極の上は、エンジン内部に水が入ってしまうような構造になっているため、セルを回したら壊れてしまう可能性大。いずれにしろお手上げです。
エンジンルームを見て水がバッテリー電極やエアクリーナーなどまで来ていたら、エンジン始動は絶対試さないように。JAFや修理屋さん、ディーラーなどに相談して欲しい。すぐに来てくれそうもないなら、バッテリー端子をハズしておくことをすすめる。水没してもバッテリーは生きてます。何らかの原因でショートすると火事の原因になることも。実際、火災は起きてる。
水没して廃車となるクルマは、部品取り車として取引される。人気車だと海外向けに案外高い値が付くことも多い。なかには廃車費用を払って持って行って貰っている人もいるようだけれど、焦らないこと。ネットで「水没車 買い取り」などで検索したら業者がヒットします。なかには海外に持って行って修理し、販売されているケースも。盗難車じゃないので正規輸出も可能だから価値ある。
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