水没車がけっこう出ている。電気自動車、感電こそしないけれど燃える可能性あるので御注意を!
全国規模で水没車が発生しているようだ。注意して頂きたいのは電気自動車。水没直後の感電こそ心配しないでいいけれど、水没後に放置しておくと燃えたケースあります。2021年の8月28日に水没後2週間経ったリーフが突如燃えてしまった。電池内部まで完全に水没すれば燃えないらしいけれど、バッテリーケースが中途半端に水没した状態だと燃えるという。
電気自動車に限らず普通エンジン車も水没すると12Vのバッテリーから漏電して火災になるけれど、やはり電気自動車の電池って燃え出すと簡単に鎮火できない。もし近所に水没した痕跡のある電気自動車あれば、最大限の注意をすべきだと思う。もちろん日産だって解っているだろうから、ディーラーに連絡すれば最優先で対応してくれることだろう。
日本車に限って言えば海外の例だけれどアウトランダーPHEVも水没後に燃えている。こちらは水深6mくらいに沈んだ直後に引き上げたら燃えたというもの。両ケースに共通するのは、バッテリーケースの中へ中途半端な量の水が入ったという点。完全に水没してしまえば問題無いと言う。リーフの場合、屋根くらいまでの水没。アウトランダーPHEVだと高水圧&短時間の水没だ。
どちらも特殊なケースということかもしれない。とはいえ今後、大容量電池を搭載する電気自動車やPHVで被災する車両が増えてくだろうから、燃えるケースは出てくるんじゃなかろうか。繰り返しになるけれど感電はしない。ショートした瞬間に高感度精密ブレーカーが稼働して電力はシャットダウンされる。燃えるのはバッテリー内部への浸水によるショートのためです。
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12Vバッテリーを外す前に「大丈夫かな~」とエンジンを掛けてしまうことはまずいそうです。
まあ、見るからに…と言う状態でそれをやる人はいないと思いますが、水没車を引き取ってくれる業者によると何もしていない状態が引き取りやすいとTVでやっておりました。
大きな水しぶきをあげながら強引に走っている車もTVで見ますが、アレも本当はよくないんですよね?
エンジン車でも水没車は何かとトラブルを抱えるといいます。
ラジエターの高さまで水が行けば吸気口から直接エンジンに水が浸入する可能性が高まり、最悪ウォーターハンマーでエンジンがアウト。
「フロントグリルに水が被るような派手な運転をするな!」というのはそういうこと。
シュノーケル付いた4×4はまあシュノーケルの吸気口の高さまではエンジン一発アウトにはならないですが…。
サイドシルより上の水位になると車内にも浸水しますが、この高さでもECUとかハーネスの集積端子台が水に浸かってしまい、数年後の故障を抱え込む可能性が高くなります。
何でこんなこと詳しくなったかというと、水没経験があるから。
ゲリラ豪雨であっという間にやられました。
EVでは勿論経験ないので、こういうタイムリーで適時注意喚起の記事で勉強になります。