水素レシプロ

BMWは水素をレシプロエンジンの燃料として使う、と主張している。マツダもそう。となれば気になるの、「燃料電池とどちらがいいか?」ということだと思う。結論から書くと「水素の値段による」です。水素レシプロと燃料電池の燃費の差は、えいやっで表現すると4倍。『ハイドロゲン7』の燃費って、水素1kg/28km。一方、平均的な燃料電池の場合、水素タンク容量と航続距離から推定し、おおよそ水素1kg/100km(正確な数値は不明)だと思われる。この「4倍」をどう考えるかで、論議の答えは決まってきます。政府の目論見を見ると、燃料用水素の価格は燃料電池車用として使ったとして、現在のガソリン車のコストと同じにしたいという意志が裏側にありそう。未だに燃料用水素の相場などありませんから(流通コストの予測が現時点で読めないため)。だとすれば、水素レシプロの燃費は現在のガソリン車の4倍ということになるワケ。ということで答え。水素がめちゃくちゃ安く流通する社会になるならBMWも生き残れる。安くならなければ「ごくろうさん!」ということになります。ちなみに水素レシプロ、燃料電池をやっているメーカーは1年あれば作れる。なのにBMWを持ち上げるメディアも多い。不思議だ。詳細は7月26日売り号のBC達人コラムで。

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1 Responses to “水素レシプロ”

  1. カローラ ランクス概要

    カローラランクスはカローラのハッチバックモデルとして2001年1月24日に発表されました。
    事実上、かつて廃止となったカローラFXの後継車種としてのデビューだったのです。

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