ホンダ、良い方向に行こうとすれば簡単だと思いますよ!

ホンダのことを書いたら「飲み屋でクダまくジジイじゃないんだから代案をだすべき」という意見を頂いた。そらそうだ。具体的な案についちゃたくさんあるけれど、おそらく外部のニンゲンの意見なんか絶対聞かないだろう。ということで普遍的なことを書くなら、ステークホルダーを含めた「ワイガヤ」をもっとやったらいいと思いますよ、ということになります。

ホンダという企業、伝統的に上下関係なく雑談して意見交換する「ワイガヤ」(わいわいがやがや話をするという意味)を行ってきた。開発部門だけでなく、私らメディアともいろんな話をしてきたもの。なのに今のホンダの皆さんとそういった機会を持ったこと無し! 研究所の人に聞いてみたら、社内でも同じチームのメンバー同士以外でのワイガヤはやらないそうな。

上下や部門に関係ないワイガヤこそホンダの強みだったと思う。ワイガヤすることより幅広い意見を聞けるし、優れた人材も見つかるんじゃなかろうか。井上さんが厳しく書いた倉石さんとかって、ホンダの人に聞いてみたらワイガヤから1番遠いイメージだという。どうしてワイガヤをしなくなっちゃったのか? 「ホンダらしさ」はワイガヤから生まれると私は思ってます。

いや、ホンダだけじゃない。元気ないと思ってるメーカーであっても、社員のレベルは全く遜色なし。だからこそ事実上破綻していたのに日産はゴーンさんの手腕によって奇跡と言われるV字回復をしたのだった。社員のポテンシャルを引き出したワケ。同じくトヨタはモリゾウさんの意気込みで登り調子であります。ホンダは垣根を作らないワイガヤで必ず伸びると思う。

そしたら絶対にジェイドを日本で作って売ろうなんていう誰でも簡単に解る大失敗はしないです。ワイガヤの反対が、今のホンダに蔓延している「上司に対する忖度」だ。

 

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