洞爺湖サミット
先日取り上げた洞爺湖サミットのECOカー試乗会の件、現地に行っていた方からメール頂きました。興味深い内容だったので紹介します。
今回の洞爺湖サミットはマスコミの技術職としてIMC(メディアセンター)入りしていました。10日の国沢ネットでの閑古鳥の話を読み、自分の感じたことをお知らせしたいと思いメールした次第です。
試
乗したのはサミット本番前日の6日、福田首相ご夫妻がトヨタの3輪電気自動車(?)に乗った後でした。エコカーが並んでいるのはプレスルームバルコニーか
ら見えていたのですが、当初は展示のみと思っていました(IMC内で広報的なものはとくにありませんでした)。同僚と見学に行ってこようと降りていき、試
乗出来るのを初めて知りさっそく登録したのですが、自分で操作出来るのはトヨタの三輪カーだけ(これだけ人待ちの人気でした)。それ以外は乗せてもらうだ
けとのことでした。
とりあえ
ず『iMiEV』と『ホンダ・クラリティ』を予約。待ち時間ゼロで搭乗となりました。車の所に行くとドアの開閉すらさせてもらえず、おとなしく隣に座るの
み。おまけにコースは一周150〜200m程度で、幼稚園の運動会のほうがもっと走るでしょうという感じ。ここを2周してお終いであります。
クラリティのドライバーさんも「本当はここから先の加速を体感して欲しいんですけどねぇ」と言っていました。というわけで乗った(横に乗せてもらった)感想と言われても、はぁ〜? というくらいで、シロートの自分には何もわからないのでありました。
マイカーはアルファードハイブリッドですが、そ〜っと走っている時は同じですから、違いはわかりませんでした。クラリティの燃料電池に空気を送るコンプレッサーは予想以上に大きな音でしたが、これは他に音がしないからという気もしました。
各
種エコカーの説明も小さな看板一つで、その違いはじっくり看板を眺めない限りはわかりません。ちなみにエコカーの車列の反対側にスーパー7に流線型ボディ
をかぶせたような赤の車が展示されていましたが、近寄る時間がなかったのでこれが何者でエコカーなのか、ただのスポーツカーなのかもわからずじまいでした
(あれはなんでしょうか?)。
IMC
の解体が始まりますが、30億で建てたIMCは解体に10億かかるのだそうです。東京から来ていたセキュリティ会社の車はステンレス色したハマー(ハブリ
ダクションの本物のハマー)で、目立つところに置いてあったり、裏方から見てもいろいろと考えさせられる洞爺湖サミットでした。
メー
ルを紹介してよいか聞いた時の追伸で「外務省のスタッフが頑張っていたことを書いて置いてください」とありました。どこの役所にも言えることながら、若い
ウチは本当に頑張っていると思う。ただ頑張り方が間違っているということを認識すべき。試乗会は幼稚園のお遊戯大会じゃない。誰でも仕切れると思うあた
り、大いに甘い。これを日本語だと「世間知らず」と言う。
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