燃料電池飛行機
ボーイングが燃料電池飛行機の世界初飛行に成功した。凄いと思うかもしれないけれど、性能的にゃ笑止。2人乗り800kgを機体を100km/hで20分間飛ばせただけですから。加えて離陸時の出力が足りないため、リチウムイオン電池も併用して高度1000mまで上がり、そこから燃料電池に切り替えたのだという。おそらく50〜60馬力の燃料電池なんだろう。写真を見ると、7〜8年前の自動車用という感じ。ちなみに現在最も高い性能を持つホンダ『FCX』用の燃料電池なら、航空機用空冷水平対向4気筒エンジンの半分くらいのサイズ&重量ながら出力136馬力。2人乗りセスナ152(110馬力)と4人乗りセスナ172(160馬力)の中間サイズの機体を、燃料電池のパワーだけで離陸させ、180km以上で巡航させるだけのポテンシャルを有す。飛行機の場合、飛行場から飛んで飛行場に着陸するため、燃料として最も効率の良い液体水素を使える。ホンダさえその気になれば、すぐにでも実証飛行が可能だろう。加えてプリウスと同じくらいの容量持つバッテリーを搭載しておけば、万一のトラブルの際も数分間飛べます。この話、2006年秋にホンダの燃料電池開発担当のエンジニアとしたのだが、飛行機に搭載することは全く考えていなかったそうな。小型のプロペラ飛行機こそ燃料電池で飛ばすべきだと思います。
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飛行機に燃料電池とは盲点でした!すごいですね。
しかし、万一のトラブルのために予備電池というのも不十分なように思われます。
ピュア電気自動車が信頼性でハイブリッドに劣るならば、その飛行機にもエンジンが乗っかるべきではないでしょうか。
これからも興味深い記事楽しみにしています。