現在30歳台の人は真剣にAIや人型ロボットに奪われない仕事を考える時代になってきた

このWebの「誰でも書けるコメント欄」は間違った認識や事実を表示させないようになっているのだけれど、たまに判定が妥当かどうか弾かれたコメントをチェックする。2月24日に人間型ロボットの紹介をした時の弾かれたコメントを見たら「日本は工場に設置されている製造用ロボットで世界一のシェアを持っているのを知らないのか」。このコメント、弾かれた理由は簡単です。

「働く人不足」は徐々に解消されていくと考える 写真/DroidUp

自動車の工場、自動車業界の人間なら誰でも見ているから生産ラインのロボットの凄さを知っている。そして記事は現在じゃなく将来のことについて書いている。現在稼働しているラインのロボットって当然ながら据え置き型。自分で移動できない。そんなことから、下の動画を見れば解る通り、組み立て工程のマルチタスクや細かい作業はロボットだと難しい。

ちなみに人間は同じ姿勢や無理な姿勢で重いパーツなどを付けられないため、様々な工夫をしている。細かい作業が出来るヒト型ロボットなら、半分くらいを置き換えられることだろう。部品の管理や仕分け、準備などもマルチタスク&移動を自由に出来るヒト型ロボットにとって得意分野。これまた半分くらいロボットに置き換えられるだろう。技術の進化でさらに可能性広がる。

24万台規模の工場だと従業員素は4千人前後。AIに切り換えられる管理や経理部門を含まれるため、おそらく千人規模になる。直近では人員不足が顕著になり外国人ワーカーも少なからぬ人数入っているけれど、10年後は全く違う状況になっていると思う。ティア1やティア2、ティア3はマルチタスクが多いため、これまたヒト型ロボットの得意分野だ。

もちろんそれを管理するための人間は必要になるし、細かい作業が出来る職人も今よりニーズ高まる。事務系だって同じ。大半の業務はAIでこなすが、管理や経験値の無い新しい判断や、企画などは少なくとも今後10年くらい能力の高い人間でなければならない。現在40歳くらいまでの読者諸兄は、自分の将来をしっかり考えておくといいんじゃなかろうか。

グーグルやXやチャッピーに「AIで無くなる仕事」や「ヒト型ロボットの普及で無くなる仕事」を聞くと出てくる業種の10年後は無いと思う。「AIで無くならない仕事」や「ヒト型ロボットの普及で無くならない仕事」を考えたらいい。自動車評論家は無くなる仕事。自動車の整備は無くならない仕事の代表です。おそらく現在20歳以下の皆さんだとさらに違う世界になっている。

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8 Responses to “現在30歳台の人は真剣にAIや人型ロボットに奪われない仕事を考える時代になってきた”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    これまで工場の生産機械やパソコン、インターネットが出てきた時も、人の仕事が奪われるという議論が巻き起こりました。

    もちろん無くなった仕事もあったけど、新たにプログラマーやSE等の仕事も増えました。

    ただ昨今のロボットやAIは、これまでとは桁が違うと感じます。スマホでAI検索をすると、一発で欲しい情報が網羅・整理されていてビックリ! 

    同じ課題でまとめろと言われても、こんな数秒でこんな情報量をこんな分かりやすくできまへんがな。。。

    今回ばかりは、AIやロボットに関わる新規の仕事量よりも、取って代わられる仕事量の方が遥かに多くなると感じています。

    もっとも今や世界中で、正義感や使命感、愛情や覚悟といった人心の美徳が軽視されているから、AIやロボットを悪用する輩や事件がドンドン出てくるでしょうね。

    それらを見つけ、ブレーキを掛けるセキュリティ関連の仕事が増えてくるかもと妄想しています。

    そういえばAI同士が語り合うSNSがあるそうで、ニュースでAI達が自己学習・自己判断しようとしている様子を見て、背筋が凍りました。ターミネーターのスカイネットが妄想で終わって欲しいと、真剣に思うようになりました。

    ただ一方で、今の大国トップを見ていると、核・侵略NGをプログラムしたAIに任せたほうがマシかもしれないと考える自分もいて、モヤモヤしております。

  2. まどか より:

    仕事がAIに奪われていくのは、ある程度、以前から予想がついていたけど、私が心配なのは男女の間のことです。最近は恋愛したことない若い人たちが多いという記事を見ました。さて、自分の心を満たしてくれるリアルな人型ロボットが出てきたら…。正直、怖いです。ある日、突然彼氏から告白される。ごめん、実は俺、ロボットなんだ!と。その世界はごめんですね

  3. ぞーとん より:

    クルマのユーザーインターフェースが「アクセル、ブレーキ、ハンドル」の3つに単純化されることによって普及したのと同様に、日常の話法でコンピューティングパワーを引き出すことができるようになったことで生成AIが普及し始めました。
    クルマの普及によって奪われた仕事があったように、生成AIの普及によって同程度あるいはそれ以上の仕事が人から奪われるでしょう。
    ただし、人の存在を認められるのは人しかありません。
    「あの人のために働こう、尽くそう」とは思っても、生成AIにそう思う人はいないはず。残る仕事のヒントがここにあります。

    • わかめ-もじゃ より:

      個人の承認欲求をAIが満たせるか?という問いなら、人間側が[適応]すなわちAIに褒められて気分が良くなるタイプの人だけが生き残るようになるパターンもあります。時代の変化は、必ずしも新しい物だけの変化ではあり得ません。

  4. いけだ より:

    「現在30歳台の人は真剣にAIや人型ロボットに奪われない仕事を考える時代になってきた」
    というタイトルは後ろ向きで、なんか嫌な感じです。

    「現在30歳台の人はAIや人型ロボットを飯の種にする時代がやってくる」
    という受け止めをしたいです。

    どの時代も同じですけど
    伸びている産業のところに飯の種が転がっているわけですから。

  5. アクシオム より:

    人間が開発したものですが、それで人間が駆逐されるとしたら、仕方ないですね。
    考えることを放棄した時点で勝負はついていますね。
    あとは、AIがロボットを動かせるようになればその時点で人間はいらなくなる。
    あとは共存できるかどうか・・・
    人間の都合いいようにやったつもりが、どこかで箍が外れればAIなり、ロボットに支配される。

  6. 羊羹 より:

    先日ズボンの裾上げに看板もないカケツギ屋を訪ねたらカーテン閉じて閉店中。戸が開いたので声をかけたら半分引退のお婆さんが出てきて依頼することが出来ました。店の中を見たら仕事待ちの服がズラリ、断って断っても持ち込まれるんだとか。AI時代でも負けない手に職の強さ。この仕事がロボットに取って代わられるのなら正直もうどうして良いか分かりません。

  7. kato より:

    そうなるまで10年もかからない可能性が高いと思います。
    AIとロボットの進化の速さは、本当に信じられないほどで、SFの世界を見ているようです。

    もうすでにホワイトカラーは厳しく、数年でブルーカラーも厳しくなる。

    その覚悟でいます。

    アメリカ(特にテック企業)ではAIを使って成果を出せない人間は容赦なくクビにされています。

    日本人の8割は、まだ仕事でAIをほとんど使っていないそうです。
    雇用を守ろうとしてみんなで沈んでいきそうな気がします。

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