真夏の怪談その2。納期半年以上のハズのZR-Vながら、中古車市場で事実上の新車が多数

ホンダによればZR-Vが売れまくっているという。実際、ホンダの納期情報を見るとエンジン車は1年以上。ハイブリッド車も半年以上になっている。しかし! カーセンサーでZR-Vを探すと、未登録車と、登録しただけのクルマは7月31日時点で144台(うち14台は1000km以上走っているディーラー試乗車だと思うので実質130台)も出ているのだった。

同じくステップワゴンも生産が全く追いつかないと言っており、公式な納期はZR-Vと同じ。なのにカーセンサーを見たらZR-Vより180台くらいの未登録車&登録しただけの新車が出ている。う~ん! だったらヴェゼルはどうかと調べると、一番多い330台ほど売りに出てます。契約したけれど納期長いためキャンセルとなったクルマが多いのかもしれません。

売り主はホンダディーラーもあればビッグモーターあればネクステージあればガリバーあればって感じ。不人気車と同じくディーラーが流しちゃっているんだと思う。ちなみにアルヴェルのような人気車だと新車価格より圧倒的に高い売値を付けているが、ZR-Vもステップワゴンも新車より安価。プレミアを狙って横流しているワケじゃなさそう。

興味深いことに納期1年以上のノア/ヴォクシーやカローラクロス、ヤリスクロスなどもプレミア無しの新車価格とほぼ同じくらいの御予算で購入可能。さすがに夏休み前の納車は難しいかもしれないけれど、8月下旬なら間に合いそう。納期の長い人気車を買おうと考えている人は、こういったクルマを考えてみるのもいいんじゃなかろうか。ただ割高な諸費用に欺されないように!

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2 Responses to “真夏の怪談その2。納期半年以上のハズのZR-Vながら、中古車市場で事実上の新車が多数”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    割と中古車販売サイトウォッチャー(ウィンドウ(ブラウザ?)ショッピング感覚⁈)の私が妄想するに、中古車バブルが収束している影響なのかもと思います。
    ちょっと前(半導体不足前)だと中古車って実需というか一般ユーザーの車両入替えやディーラーや営業所単位の売れ残り(発注して引き当たったものの、諸事情でキャンセル・不人気色、不人気グレードだったりする)中心でしたが、中古車販売店が見込みで業販発注しているみたいで。
    新車を買うなら新車ディーラーが当たり前でしたが、今や中古車販売店に新車販売もどきの機能があり、「待たずに買えますよ」となっている。
    人気車はプレミア価格プラスで。
    そうでもない車はそれなりに。
    買う・買わない、他のクルマ買った等売れるか売れないか判らない個人ユーザー相手にするより、毎月一定数確実に買ってくれる業販あったら担当ディーラーマンや営業所もウハウハなんじゃないかと。
    以前はタクシーや営業車等ビジネスユースカー対象に営業を掛けていたと思いますが、業販の方が営業が簡単ですもの。
    「おかげさまで大人気の為納期に関してはお待ちいただいております」これ多分業販にコンスタントに売っているだけかもしれません。
    中古車販売店だって在庫が積み増しされれば調整に入る訳で、旨味がなくなった車種から急に新車ディーラーでも納期が短くなる可能性も。
    人気車はいつまで経っても「長納期」のままだと思います。

  2. トヨタ車ユーザー より:

    通勤経路に3店のホンダディーラーがありまして、いづれも月に何回か新車がドバっと並べられます。待ちに待った納車なのか!と思うと、そのうちの何台かは「即納車」の手書きビラを貼りつけられ、屋外・屋内展示場を行ったり来たり…。
    ディーラーのチラシにも、Nシリーズ限定グレード納車可!とか書いてあり、でも電動で無いスライドドアのグレードだったりナビレディパックではなかったりして、だれが買うのかなあと思わされております。

    そして今回のコラムを拝見して「きっと、注文されたグレードを作りつつも、パーツが揃って作れる車・グレードを造りまくって、とにかくディーラーに売らせる作戦」変わったのだ!と合点がいったところであります。
    メーカーwebには「半年待ちだけと、グレードによってはご用意できる場合があります」という「だからどっちなんだ?」と言いたくなるフレースが並んでいるのはこう言う事だったのかと言う感じです。
    並んでいたフィットRSがe:HEVだったらなぁと、買えもしないのに思ってしまいました。

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