米国日産、SEMAショーでクルマ好きをノックアウトするようなフェアレディを出展!

いやいやマイりました。もはやフェアレディなんてどうでもいいや、と思っていたところに米国日産がモンテカルロラリーに出場したS30をオマージュしたドレスアップカーを出展してきた! もはやカッコ良いとか悪いと言う話じゃなく、これに乗りたいって話です。興味深いことにボディワークはノーマルと全く変わらず。フェンダーアーチモールすらなし。

といった点ではクロスオーバーと明らかに違う。ボディをいじっちゃダメという競技カテゴリーを意識している。具体的には車高をアップし、相当に大きな外径のタイヤを履かせている。最低地上高は200mm以上ありそう。ここまで大きなタイヤを履かせたら、ストロークするとフェンダーと干渉しちゃいます。残念ながらこのまんまの雰囲気だと実現出来ない。

しっかり走れるクルマにするなら少しタイヤを奥に引っ込めるか、フェンダーを少し膨らませるかしなければならない。フェンダー少し切り、それこそ「オバフェン」で対応するのもいいかと。いずれにしろスポーツカーのリフトアップはアリだと思うし、カッコ良い。ちなみにこの流れを作ったのはポルシェ911クロスオーバーである。

こちらはパリダカに出た4WDのポルシェ953をオマージュした『911ダカール』というモデルで、カラーリングも当時を彷彿とさせる。2500台限定ながら、あっという間に売り切れた。これを見て米国日産が「ウチも!」と考えたことは書くまでも無かろう。ただフェアレディの場合、売れても作れませんけど。そう考えたら911って生産台数多い。

個人的に「やっちゃえ!」と思うのがプレリュード。このまんまでもカッコいいが、フロントはトヨタだしリアから見たらポルシェ。けれどクロスオーバーにしたら個性が出てくるだろう。プレリュードのLPLに「欺されたと思ってCGでレンダリングを作りアメリカ人に見せたらいい」と言っておいた。評判よければ試作車作ってクリニックすると「商品化しよう!」です。

絶対売れると思う。少なくともアメリカじゃ馬鹿売れ間違いなし! 911みたいなリアスポ付ければさらにバランス良くなりそう。日本だって売れるんじゃなかろうか。なにより私が乗りたくなる。真面目な話、クーペは車高上げると側面衝突でサイドシルが当たるようになるため安全性がグンと向上。乗降性向上し雪道や大雨など悪天候にも強いクルマになります。

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2 Responses to “米国日産、SEMAショーでクルマ好きをノックアウトするようなフェアレディを出展!”

  1. AKIO より:

    ということは
    米国TOYOTAは
    86で同じような事をやってくるか?

  2. 前期高齢者オヤジ より:

    国沢さんには申し訳ないですが240Zがサファリに優勝したのは1971年でほとんどの人が生まれる前の事で、アメリカ人はそんなアフリカのラリーなんか知らないではないですかね。
    言いたいのは日産は半世紀前の栄光しかないのかと言う事。
    52年前のオマージュ出すしか販促がないのか。出すならSCCAで活躍したZをオマージュした方がまだアメリカ人には受けただろうに。
    なんか大丈夫なのか日産。

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