能登半島、物資輸送について2回の支援から考えてみた
能登半島の被災地、物資不足だという。調べてみたら、中越地震や東日本大地震の時と同じくシロウトがロジをやっているからに他ならない。役人に物資の配達をやらせると、困った人に1秒も早く物資を届けるより先に、物資の在庫管理を始めてしまう。どんな物資がどこから運ばれてきて、いくつあるのか記帳。それを管理することに集中するのだった。
物資が余るほどあったって、欲しいという人が来ても代理人だと簡単に渡さない。こらもう本能みたいなものなのだろう。中越地震でも東日本大地震でも食糧は大量に余った。加えて消費期限を過ぎたものは「誰が責任取るんだ!」となり、全て廃棄。能力無いということを認め、物流のプロに御願いすればいいのに、これまた「仕事が無くなる恐怖」に駆られ、手放さない。
道路が啓開されていればコンビニの流通担当と、宅配会社のプロ、さらに自動車の生産ラインのプロに任せ、道路無いトコロへの輸送は自衛隊に丸投げすればイッキに物資が届くようになる。もっとアカンことに、物資が届かないから困窮している人はSOSを出す。すると友人や知人が直接物資を届けようとするため、道路は大渋滞だ。結局、救援物資の山ができてオシマイ。
反省し、それを次に役立たせようとしないから何度もこんなことになる。ということで自衛しかありません。とりあえず3日間楽しく過ごすだけの備えをしておくこと。状況が悪ければ脱出することを考える。自分の住環境が危険なら引っ越すこと。安全装備の無いクルマに乗るのと同じですから。ちなみに1週間後も困っている人を助けるのは行政の役割です。
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国がインフラ投資を減らした為で道路、電気、水道の老朽化ですね。
まぁ、国民のせいでもありますね。
だって税金の無駄遣いと叫んでましたから。
予算は国債発行で十分です。
また、コロナが蔓延した時100兆以上出しましたが何か問題が置きましたか?
ニーズに添った支援、要望の歯ブラシ300届けます。連絡取れない避難所への水2lが後回し。
阪神大震災から、東日本大震災・熊本地震、たびたび起こる水害など、場所は違えど災害があっても、政府や自治体は何も学習していないように見受けられますね。
あきれたのは某国会議員が募金活動をしていたことです。
ほかにやることがあるだろうに。
>物資が余るほどあったって、欲しいという人が来ても代理人だと簡単に渡さない。
水が足りないと報じられているものの、あるところにはあって、2Lのペットボトルだったらあるじゃない(少なくない量が)、バケツに組んだら水ならあるじゃないかと、TVに映るたびに思うんですが、だれが持って行っちゃだめと言っているのでしょう。