自動運転への道

自動運転への道はアダプティブクルコンによって磨かれると思う。アダプティブクルコンの性能を進化させていけば、やがて自動運転に繋がっていく。というか私は完全自動運転などあり得ないと考えています。ただ部分的な、人間が得意としない状況下での自動運転は近々実現されるだろう。

アダプティブクルコン評論家だからして、現在販売しているほぼ全てのタイプ&車種をジックリ試してきた。結論から書くと、依然として大きな性能差あります。アダプティブクルコンで一番大きな課題となるのが、新しい対象物を発見した時のレスポンスと、重要な情報を的確に取捨選択すること。

個人的には「目の良さ」と「経験値」だと考える。メーカーに聞くと、どこも「センサーや処理能力はどこも同じだと思います」と言うけれど、こら怪しい。人間の目と同じで、確かに情報入ってくるけどボヤッと見てたり、ハッキリ見えてても乱視だったりすれば、的確な情報と言えない。

経験も同じ。人間だって経験則からいろんなパターンを意識し、予測制御している。免許取り立てのドライバーだと起きていることから判断しなければならない。つまり「免許取得レベルギリギリの視力の初心者ドライバーと、目の良いベテランドライバーの差」が出てしまうワケ。

といった観点で現在販売されているアダプティブクルコンで世界一良く出来てるのはアイサイト3だと思う。練馬の自宅から、一般道で高井戸まで走り、そこから渋滞気味の首都高でどこかに行くようなパターンでも、ほとんどアクセルやブレーキ操作しないでOK。走り出すときのボタン操作のみ。

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前にクルマが入り込むようなアダプティブクルコンが苦手とするようなシチュエーションでだって、相当非常識な割り込みをされない限り対応してしまう。ブレーキや加速も滑らか。ほとんど自動運転出来そうなレベルに達してます。国交省さえ許せば、渋滞時のハンドル操作も可能かと。

すでにヨーロッパでは渋滞時の自動運転が急速に普及していく雰囲気。今度こそ日本も出遅れないにしたい。アイサイト3くらいの精度やレスポンスを持っていれば、30km/h以下での障害物検知&対応など容易。高速道路に限り、ヨーロッパと同等の「低速ハンドル連続制御」を許さないとアカンです。

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