花粉フィルターの効能
紹介しておきたい話題をいくつか。まず花粉フィルターの有効利用。放射性物質は風に乗って飛散している。飛散している範囲や傾向を見ると花粉と非常に似てます。だからこそ屋内に居れば被ばくをある程度防げるのだろう。除染も表面に付いた粒子を洗い流す作業。当然ながら花粉フィルターが有効だ。
参考までに書いておくと花粉フィルターは外気導入時に有効。外気導入にしてファンを稼働させておけば、車内の気圧を車外の気圧より高く出来る。つまり全ての外気を花粉フィルターを通して導入出来るということ。ただ気体のような微粒子になっている微量の放射性物質はキャッチ出来ない。
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先日紹介した被災地域の車検/自賠責保険だけれど、4月15日までに車検切れになる車両であっても4月16日まで延長されることになっている。日付は随時更新され(基本的には延長)るようなので、とりあえず安心していいと考えます。任意保険については個別対応。念のため問い合わせること。
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トヨタや日産の工場がある九州もこの夏は計画停電となる可能性大。点検終了し来週から再稼働する予定の原発2機の対応を決めかねているからだ。九州電力は原発6機で電力の40%を賄っている。うち2機が現在再稼働待ち。1機は5月から点検のため止める計画。40%の半分が休止してしまう。
こうなると九州の電力事情は厳しい。その他、西日本地域の原発も定期点検で止めたらそれっきりなってしまう確率が高いと思う(福井県は13機の原発が集中している)。休止中の火力発電所を稼働させるなど、速やかな対応が必要。旧式の火力発電所は基本的に石油や石炭。燃料の確保もしなければならない。
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このままでは、日本の原子力発電は定期検査を期に全て運休してしまうのではないでしょうか?
そのきっかけとなるのは次の内容
「東電に賠償免責の適用ない」
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032501000993.html
原子力損害賠償法(原賠法)の例外規定として「異常に巨大な天災地変または社会的動乱」の
場合は、原子力災害に対する原子力事業者の賠償責任を免除し、国が負担する免責条項を定め
ているということ。しかし、東電が賠償責任を免れるのは「国民感情からも受け入れられない」
(財務省幹部)と判断としています。
今回福島原発に押し寄せた津波の高さは、14mであったと言われています。しかし、福島原発
の津波対策は7m程であったために、今回の事態を引き起こしてしまいました。財務省はこれ
を「異常に巨大な天災地変」ではないと判断し、民主党がこれをそのまま鵜呑みにした始末。
いくら東電が大きな会社であっても、今回発生した災害を1企業で保証して、更に電力不足を
解決するために新たに火力発電所を建設する余力なんてないのではないでしょうか?
1企業がこんなに高いリスクを負うことになるなら、原発なんて運用できないということに
なり、全国の電気事業者は定期検査を期に原発の運転を休止し、昔建設した熱エネルギーの
劣る火力発電所を数年かけて再稼動して行くことになるでしょう。
しかし、それでも原子力発電の発電量をカバーすることはできないので新たに建設されるの
は建設コストを抑えるために、普通のガスタービン式となり、エネルギー効率は期待できま
せん。となれば、Co2は削減どころか大幅増加となるでしょう。
10年後に、今の政権が存続しているとは到底思えませんが、日本が世界に公約したCo2の
25%の削減未達成をどう説明するのでしょうか?
原子力発電云々となる前に、人災的な部分には責任者への刑事的責任を負わせるべき
相当分の国土と資源失って海外からの日本の信用も落としたのだから。
社長会長、取締役は当然責任を取って退職金、天下り無しの退任、会社も本業に関わる以外のすべての資産は売却して、従業員の現行給料の見直し、保証が終わるまではボーナス無しも当然だし、国民感情が許さないでしょう。
JALのように国有化して厳しく管理されて出直すのが最低限のリスタートです。
海水冷却による廃炉を嫌がり、経営優先して判断ミスした会社のせいで、国民へ負担が増すのは許せませんから。