質感は不要?
クルマに対する関心が薄れた結果、まず出てきたのは高性能車の低迷。確かに走る場所なんかありませんから。
続いて現在進行形で顕在化しているの、乗り換え間隔の長期化。確かに乗り換えなくても壊れませんから。昨今の売れ行き不振の主因になっている。
次なる「無関心化」のターゲットは何か? もしかすると「必要以上の質感」になるかもしれない。確かにインパネなんか多少安っぽく見えたって機能的な問題など無し。長持ちする、という要件を満たしていればシート素材の質感も不要かも。もっと言えば騒音やエンジンの振動、乗り心地さえ「我慢出来ればOK」となるかもしれない。
先日、日産の人に「メキシコでルノーの格安車であるロガンを生産するそうですけれど日本市場には持ってこないんですか?」と聞いたら「品質に対し厳しい日本のユーザーにはとうてい受け入れられないと思います」。私もそういう認識を持っていた。したがって新型デミオのインテリアを見て「ここまで割り切ってきたか!」。
けれど弟子永田や、クルマ通と思われる人の投稿を見ると案外気になっていない様子。新型デミオが受け入れられるなら、そろそろ思い切ったコストダウンに踏み切るべき時期かもしれません。これ、良いけれどカッコ悪い日産路線の正反対。カッコ良ければ売れる、ということです。
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