車格を表現するAセグ、Bセグ、Cセグという呼び方、どいう基準になっているのか?

クルマのサイズというか車格を表現するのに「セグメント」という呼び方をする。元々は欧州での車格を示す。オーソドックな基準で言えば、VWだとルポ=Aセグ。ポロ=Bセグ。ゴルフ=Cセグ。パサート=Dセグ。日本車だとシャレード=Aセグ。フィット=Bセグ。シビック=Cセグ。アコード=Dセグといったイメージ。2010年くらいまでは、まぁまぁキッチリ分けられた。

新型コナEVは4355×1825×1575mmあるのにBセグだという

ちなみに日本だと50歳代以上の人なら「そうそう」と言って貰えるだろうが「これ何シーシー?」で車格を判断出来た。1500ccならカローラくらい。1800ccだとアコード。2000ccならスカイラインといった具合。ターボエンジン出てきたあたりから怪しくなり”シーシー”だとサッパリ大きさが解らなくなった。同じくここにきて「セグメント」も解りにくくなりつつあります。

限りなくDセグだと思うC60ながら価格はCセグとDセグの間

切り込み隊長はボルボで「Cセグより大きくDセグよりは小さい」みたいな車種を次々とラインナップ。スバルもレヴォーグなど「Cセグの価格じゃ無く、かといってDセグのサイズではない」。さらに韓国や中国の電気自動車が出てくると、もはやナニがなんだか解らなくなる。私は今やボディサイズでなく、使っている技術だと考えている。以下、セグメントの目安を。

Aセグ 排気量1000~1300cc。車体サイズ3800mm前後。ホイールは14インチサイズ以上。マニュアルエアコン。リアドラムブレーキ。

Bセグ 排気量1500cc中心。車体サイズ4000mm前後。15インチアシズ以上。リアサスはコスト優先。リアシートの実用性重視せず。

Cセグ 排気量1500~2000cc。車体サイズ4500mm前後。16インチサイズ以上。リア独立懸架サス。チルト&テレスコ。リアシート中央に肘掛け。

Dセグ 排気量1500ccターボ以上。車体サイズ4700mm以上。17インチサイズ以上。内装材ソフトパッド。ゆったり座れるリアシート。

ヤリスはBセグといいながらフィットより圧倒的にキャビン狭い。レヴォーグとアウトバックは両車共にDセグの区分。新型コナEVのボディサイズは4355×1825×1575mmあってCセグに相当。リア独立懸架。チルト&テレスコ。内装材ソフトパッドと、Cセグに入れても優位。なのにヒョンデはBセグと言ってる。Cセグと主張した方が高い値段付けられるのに。

国沢光宏はナニを言いたいのか? もはやセグメント分けなど意味無いと考える。税金などに代表される公的な明確なクラス差だってありません。電気自動車や新興国のクルマ、SUVはボディサイズからクラス分けしても価格帯が違ってきたりする。だから最近は「C~Dセグメント」などと表記するようにしているのだった。今後は価格帯でクラス分けする方がいいかもしれません。

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3 Responses to “車格を表現するAセグ、Bセグ、Cセグという呼び方、どいう基準になっているのか?”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    セグメント(クルマの車格)分け曖昧になってしまいましたね。
    セグメントも判らなくなりましたが、カオスなのはミニバン。
    アルファードみたいなデッカイクルマも「ミニ」バン。
    シエンタクラスもミニバン。ノアヴォク意識するとミニミニバンとか云われるらしい。
    アメリカには「フルサイズバン」なるマイクロバスのような上のクラスがあるそうなので、ミニバンの呼称は間違ってはいないみたいですが。
    じゃあN-BOXなんかマイクロバンなのかというと、そんな風に呼んでいる人見たことない。
    アレは軽ハイトワゴンと呼ぶのが一般的。うーむ。
    ミニバンとSUVの垣根もあるようで無さそう。
    デリカD:5なんかどっちなんでしょうね?
    スペースギアやデリカミニみたいにノアヴォク等にもSUV的ミニバン或いはミニバン的SUV(?)が出て来るのでしょうか?

  2. 小井土雄一 より:

    サイズだけで区分するのは、だいぶ前から無理が生じていたと思います。私は以前から内装や装備、ボディの骨格等、総合的に判断していました。またホイールベースも参考にします。最近、BEVが出てくると そのホイールベースも狂ってきてますが。レヴォーグはインプレッサと骨格がほぼ同じですから、私はCセグの範疇と捉えています。

  3. 反日非国民 より:

    クルマ音痴の私などからすれば何人乗りかが、一番分かり易いのです。
    軽自動車は四人乗り、普通サイズは五人乗り、シエンタなんかは七人まで可、ミニバンなら八人まで乗れますってな感じですね。

    クルマの価格が高く感じるのは、実質賃金が下がり続けているからかと。
    国税庁の信頼性の高い統計では、本当に給与所得者の年収は下がり続けてます。
    が、会社役員の年収は増え続けている。
    だから、高級品や高級車は売れるけど、庶民は節約格安のダウンシフトになるのです。

    話が逸れたが、日本人は選挙より戦争でもしないと、じり貧から抜け出せなくなる。
    だが戦争は、絶対に避けねばならない。
    自動運転や空飛ぶクルマ、技術革新で、早く世の中が明るくなって欲しいものです❗

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