軽油がガソリンを抜く
ここにきてレギュラーガソリンと軽油の価格が激しく接近し始めた。本日30軒程度のスタンドを見て回ったところ、現金価格で1〜3円差という表示。『gogo.gs』をチェックしてみたら、会員価格になるとレギュラーの方が軽油より安くなるケースさえ珍しくないようだ。
なんでこんなことになってしまったのか? 驚くことにガソリン価格は暴落に近い状況。7月4日に104円という最高値を付けた後ジワジワ下がり始め、直近は急降下。11月14日付けの12月分でリッター当たり40円19銭。64円も下がったワケ。
一方軽油はというと、14日付けの12月分が89円94銭。こちらはあまり下がっていない。ガソリンより50円近く高い状態をキープしているのだ。ガソリン諸税(53円80銭)と軽油引取税(32円10銭)の差額分を考えても、30円ほど高くなってしまった。
したがって本来なら軽油の方がレギュラーより30円高くてもおかしくないワケ。そんな事態になると運送業界などから猛烈な反発を受けるため、石油業界としちゃ根性でレギュラーより安い価格を設定しているのだろう。このままだと軽油はガソリンより高くなると思う。
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実際に日本国内のガソリンスタンド小売価格で軽油がレギュラーガソリンより高くなってしまいました。
証拠写真:
http://deforest.telemind.net/ExpDieselOil.jpg
(2008年12月31日撮影)