軽自動車バブル終了だと思う
軽乗用車の販売台数が急落している。7月の統計を見たら、消費税が8%になった後で販売厳しかった前年同月の78,3%という状況。売れ行き減少は深刻だと考えていいだろう。中でも想定外なの、ホンダだと思う。これだけ多くの軽乗用車を揃えたのに、前年同月比73,5%。
N-BOX/を入れたのにN-BOXは前年同月比81,2%。N-WGNも同53,9%で、完全に埋もれてしまった。伊東体制の時に「日本は軽自動車に注力しよう!」と打ち出した戦略ながら、今や大きな赤字の原因になってしまっている(S660は現在の台数でも赤字じゃないそうだ)。
ダイハツは鳴り物入りで発売したウエイク大減速して2702台しか売れず。あれだけTVで宣伝してアピールしているにも関わらず、ユーザーが付いてこない。安心したのは、もはや背の高さ競争にならんということ。背の高いクルマを買うユーザーって、限られているんだと思う。
興味深かったのは、素晴らしい自動ブレーキを装備したスペーシアが伸びない点。低性能なインチキレーダーブレーキをアピールしてきたため、凄さも認識されていないんだと思う。で、インチキレーダーブレーキのワゴンRとアルトが前年同月比で100%を超えている。どうでもいいお客さん多い?
売れなくなった最大の理由は、軽自動車が欲しいユーザーにほぼ行き渡ったからだと思う。軽自動車を買う人はクルマを道具だと割り切っている。壊れるまで乗り換えない。下を見て13年くらい乗るでしょう。これからも軽自動車の販売は下降を続けていくと思う。軽自動車バブルは終了かと。
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