輸入車厳しい

日本車の販売台数は5月の統計で対前年比98,6%。1月〜5月の累計でも102,2%と、何とか底を打ったように見える。5月からのガソリン高によって6月以降落ちる可能性あるものの、そろそろ実需ベースになってきたのだろう。

一方、輸入車は未だ底を打っていない。月販1000台以上のメーカーの中で対前年比100%を超えているのは新型A4が好調なAUDIだけ。好調と言われるVWで90%。BMWなど68,3%という数字だ。

TOPで何回か書いてきた通り、ここ20年。輸入車メーカーは輸入車好きを育ててこなかった。ベストカーやカートップといった発行部数の多い雑誌を「直接的なユーザー層じゃない」という理由で軽視してきた結果、完全にヒール(悪役)のイメージが定着してしまったように思う。

つまり「輸入車は興味なし」というクルマ好きを多数創り出してしまったのである。インポーターも危機感を持ち始めたのだろう。ユーロ高にもかかわらず、VWやベンツ、BMWといったドイツ系メーカーは、相当頑張った価格設定かと。それでも台数落ちているあたりに深刻さが出ている気がします。

これまで私は輸入車に対しても国産車同様辛口だったため(当然ながら先方から見ればイヤなヤツだワな)、あまりお付き合いしてこなかったが、やっぱり輸入車にクルマ好きのツボにガッツリ入る魅力がある。もう少し輸入車の魅力を紹介していくつもり。

そうそう。現代自動車はいよいよ厳しい。全くヤル気も失ってしまったらしく、もはやマスコミの取材さえ受け付けてくれない状況。撤退間近か?

輸入車の統計はコチラで。

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