週末の全日本ラリー『モントレー』はGRヤリスでオープンクラスにエントリーしてます

全日本ラリー、徳間カントクから「GRヤリスを作りますから乗ってください」というお誘いを頂いた。なんでも喜多見さんが永田のGRヤリスをネオチューンして試乗した際「このクルマでラリーやりたい!」になったそうな。ポテンシャルの高さを感じたという。そんなワケで唐津の前から準備を始めていたのだけれど、ここにきて様々な”異変”が起きているのだった。

そもそもGRヤリスは競技車両ベースとしてスンゴイ人気! ロールバーを付けるケースが多く、需要に全く追いつかない状態。加えて4月あたりからロールバー用の特殊鋼管はウクライナで作られているとかで(先日ポルトガルに行った時も話題になってました)、材料不足になってしまっている。CASTチームのGRヤリスも全日本選手権用のロールバーが未だ間に合わず。

ということでGRラリーチャレンジ用のロールバーに追加を入れ、オープンクラス用に仕立てたのだった。そんなこんなで車両製作も遅れに遅れ、着地したのは木曜日の夜。当然ながらサスペンションは喜多見さんの「まずはこれでいこう」というセッティングだし、車両全体に熱も入れていない。コンピューターもノーマルのため左足ブレーキ出来ず。今回はシェイクダウンですね。

カッティングシートのデザインは日産デザイン部長である木原さんによるもの。プロなのでブリスターフェンダーにラインを入れるという難題! 横からだと等間隔に見えるも、上から見たらこ~んな感じ。凄いのは「このあたりに貼って下さい」と植草君に注文を付け、その通り貼ったら見事に等間隔! やっぱし自動車メーカーのデザイナーの感性って凄い!

サスペンションは喜多見さんがネオチューンし、バネを含め大幅にセットアップも変更したそうな。SS1で初めてのアタックになると思うけれど、どんな走りをするか楽しみ! 今回は勝負というよりGRヤリスをジックリ味わってみたいと思う。

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