週末は市販仕様の新型サスペンションの耐久テストのため全日本ラリー唐津戦でした~
今週末は佐賀県唐津で全日本ラリー第2戦でした。ハイエースでございます。昨年仕様に付いていた足回り、喜多見さんが2セットだけ作ったホース別タンクタイプ。試作品といってよい。4戦出場し、最終戦のセントラルラリーでは相当のレベルに達した。そこで今シーズンは5月に発売予定の市販モデルを使うというチャレンジです。市販モデルはサブタンクがダンパー一体式になっている。
スタート時「一般道用ベースのハード仕様のため少し挙動が大きいかもしれません」。私はどんなクルマでも何とか乗るのが器用なドライバーです。しかし! 走り出すとさすがに1.6トンあるハイエースにハイグリップタイヤ履かせて林道全開するにゃ柔らかかった。挙動大きく、負担が前輪の外輪に集中しちゃう感じ。乗りにくさは無いのだけれど、ロール深め。アンダーも少し強め。
1日目はトータル距離32.4km。4本のSSがあったのだけれど、4本目のゴールから1km手前くらいでハンドルに違和感が。ペースダウンしてゴールし、タイヤを見たらこんな感じ。山は残っているのだけれど、壊れちゃってます。おそらく前の外側輪だけに強烈な荷重掛かり温度上がったんだと思う。こんな状態になってもバーストしないのだからタイしたもの。安全性確保されている。
ほとんど同時に右前輪も違和感出たのでゴール後にチェックしてみたら、上のようになる手前でした。こんな感じでケースからトレッドゴムが剥がれ、拡大していったのだろう。同じタイヤを使ってきて一度も起きなかったため、やはりサスペンションの前後バランスのためだと考える。32kmといえば筑波サーキット16ラップ分。やはりラリーでの負担、大きいんだと改めて感じた次第。
走りの写真を見たら確かに昨年よりアンダー傾向。一方、激しい入力を繰り返し受けた市販仕様のサブシリンダー式ショックアブソーバーはノートラブルだった。普通なら絶対使わないような「短い時間のフルストローク」を何度も受けている。減衰力も競技で使うんじゃなければちょうど良い感じ。ちなみにサブシリンダー付きダンパー、ハイエース用以外も出すそうな。私のクルマにも付けたいです。
2日目の日曜日は昨年仕様の足回りを使いラリーを楽しむ。前回のセントラルラリーで落っこちたため午前中の3本はセーブ。午後の3本だけしっかり走ってみました。ハイエース、楽しいし皆さん考えている以上によ~く曲がります。136馬力しかないエンジンをもう少しパワーアップできたら(コンピューターを含め完全ノーマル)、簡単に1kmあたり2秒くらい速くなると思う。
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