遅まきながら電気バイク『EM1 e:』に乗ってみました。こりゃ八丈島だと最高のモビリティですね!

当然ながらカーボンニュートラルは2輪にとっても大きなテーマになっている。すでにベトナムやインドネシア、中国で電動バイクがジワジワ勢力を拡大中。ホンダの収益の3分の1は新興国の2輪車によるもの。電動バイクで出遅れると厳しい。さて。EM1 e:はホンダ初の、というか日本勢で初めての量販を狙った電動2輪車である。こう書くと「ヤマハじゃないの?」と思うかも。

確かに出川さんがやっている人気番組に登場するのはヤマハ。ただ最新モデルである『E-VINO』のスペックを見ると電池容量たった0.61kWh! 当然ながら使い物にならんです。だって30km/h定地走行の航続距離は32kmしかない! 普通に走れば6掛けといったイメージ。したがって普通に街中で加減速すれば20kmも走らないということになる。で、31万4600円もする!

EM1 e:の電池容量は1.3kWhとヤマハの2倍以上! 30km/h定地走行の航続距離は53km。6掛けで32km。これだけ走ってくれれば使い物になる。価格も車体だけなら15万6200円。電池10万8900円+充電器5万1000円の32万円(東京都だと補助金が5万1000円出るため実質的に26万1000円。都市部なら電池は『ガチャコ』という交換ステーションと契約すれば買わなくていい。

長い前置きになった。まず乗ってみなくちゃ、ということで試乗する。最高速は45km/hらしい(原付の最高速は30km/hなので公道だと試せない)。上は練馬周辺の交通量少ない道を流れに走った時の数字。全く気を遣わず走って航続距離35kmといったイメージ。走りは当然ながら滑らか。質感もスタート時に「ジジ」というコギングが残っているのを除けば静かです。

ナニよりボディがガッシリしている。ブレーキタッチを含め中華電動2輪と質感は全く違う。耐久性だってありそう。ただ交通量の多い都市部だとやはり動力性能的に厳しい。ということで八丈島へ運び、向こうで試験してみようと思う。八丈島なら動力性能も航続距離も全く気にならない。N-VAN e:の屋根に積んだ太陽光電池の電気を使えば簡単にカーボンニュートラルだ。

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