長城汽車、またまたパクりカー作りという悪いクセが出てきちゃいましたね(大笑)
私が中国のモーターショーに行きたくなったキッカケは日本のパクりカーがたっくさん出ていると聞いたから。そして2008年の上海ショーに行ったら、シコタマありましたね! 中でも酷かったのが長城汽車。ヴィッツそっくりのクルマを出して叱られたため「そんじゃ前はヴィッツで後ろイストならオリジナルだろ!」と開き直ったのが下のクルマです。
カローラのパクりは100%コピー。寸法まで全く同じ。bBのパクりも、まんまbBでしたね。このあたりから激しいバッシングを喰らい長城汽車もオリジナルのデザインを作り始めるのだけれど、どうやら良いデザイナーを確保出来なかったようだ。中身はトヨタのパクりで、外観オリジナルデザインのモデルを多数作るが、イマイチ売れない。どうするのかと思っていたら‥‥。
今年の上海ショーでパクり癖が出てきちゃいました(笑)。下のクルマなんかビートルにしか見えない! ただ本家にゃ存在しない4ドアで、しかも電気自動車。改めて見ると「なかなかいいね!」と思ってしまう。つまり寸法まで含めた完全パクりじゃなく、雰囲気をパクっているのだった。仕上がりよければ売れるかもしれません。というか、相当魅力的。
以下写真/長城汽車
そしてパナメーラです。これまた本物のパナメーラの美味しい雰囲気を上手に残したままオリジナルのデザインにしている。その昔、日本車がよくやった手法に近い。初代セリカや箱スカ、N360、S500、ホンダ99クーペなど、全てオリジナルモデルのイメージを簡単に重ねられますから。もちろん21世紀で同じことやってたら腹抱えて笑えますが。中国の人は気にせず買うと思う。
下も長城汽車。まぁ控えめに見てもタンドラですワな。このまんまパクりコンセプトで開き直って行こうと決めたんだと思う。日米欧の市場で出そうとすれば厳しいかもしれないが、新興国市場でオリジナルモデルより大幅に安く売ったらソコソコ台数出そう。ちなみに上海ショーの記事で長城汽車の「新世代パクりカー」はあまり取り上げられていない。
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