雨降らないと1994年のような大渇水になります。当然ながら電力もキビシイ。渇水と停電の備えを
こらもう性分なんだと思うけれど、いろんなことをいろんな角度で考えてしまう。だから私のWebもクルマだけに留まらなくなるのだった。本日、クソ暑い中、WRC出場に備え近所を走りながら空を見上げて考えた。このまんま梅雨明けしちゃったら水不足にならないか、と。帰ってシャワー浴びて関東地方のダムの貯水量をチェックしてみたら「やっぱり」。
下は6月24日時点での貯水量だ。今年は赤の実線。フル貯水容量に対し7月1日から10月1日までの3ヶ月間、夏場制限を掛けている。洪水防止の観点により、前半は梅雨で、8月からは台風に備え35%くらい減らす。6月24日の状況を見ると、7月1日の夏場制限を目指し、ドンドン減らしてます。そこには天気予報もヘチマもナスもなし! 雨降らなくたって捨てるもんね、の精神だ。
渇水と言えば1994年と1996年が酷かった(ピンクと黄緑)。1994年は雨量少ないまま7月12日に梅雨明けし、8月も降水量少ない状態のまんま。台風という幸運で救われた。今年も同じようなことになる可能性ある。気象庁が梅雨明け宣言して雨量少ないと注意喚起すれば、24日時点で放流を止めるという判断も出来たかもしれない。でも連携なし! 徹底的な石頭だ。
ダムを管理している国交省が最初から気象庁をバカにしてるのかもしれません。いずれにしろ7月1日までムダな放流を続け、雨降らなければ1994年のようになる。給水制限になるようなことがあったら不便。100歩譲って給水制限だけなら辛抱出来るかもしれない。問題は電力だ。3月22日に起きた電力危機の際、停電を救ったのは揚水発電だったと私のwebで紹介した。
揚水発電で30%も確保したのである。けれど貯水量減ったら発電どころじゃ無くなる。当然ながら汲み上げる水がないということですから。1994年当時は原発+火力発電に余裕あったため何とかなったものの、すでにカツカツという今年の電力事情を考えたらキビシイ。電力関連は経産省の管轄に付き、おそらく横串を通して評価してない。渇水と停電の準備を!
役人がまともなら国交省と経産省、気象庁が情報を出し合って渇水傾向の年用の夏場制限貯水量を決めたり、少し早い段階で節水願いを出したりすべきだと思う。
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