電気自動車レース、圧倒的な強さを誇ったモデル3が初陣のアイオニック5Nにやられちゃいました!
我が国は世界に先駆け2010年からリチウムイオン電池を使う電気自動車の市販を始めた。そして世界に先駆け2010年から市販車を使う電気自動車レースを行っている。世界に誇れることだと思う。最初のレースに出場した市販車を見ると、テスラ・ロードスターとi-MeEVです。私は2011年に初めてこのレースに出場。なんとか真ん中です。
その後、リーフが出て主役に。2016年にテスラのモデルSがデビューするや、以後、テスラの時代になった。なかでも高いポテンシャルを持って居たのがモデル3で、デビューするなり圧倒的な速さと強さを誇った。鳴り物入りで登場したジャガーIペースはお話にならず。タイカンも果敢にチャレンジしたが、モデル3に勝てず。1ラップなら速いけれど、50km走ると終わる。
電気自動車レースの難しさは短距離の速さじゃなく電池の温度管理にある。ダッシュすると電池温度上がってセーブモードに入ってしまうのだった。私が上手だったのは温度管理。全日本ラリー選手権のリーフも終始電池温度との戦いでしたから。ちなみに電池温度上げない電気自動車は電池寿命も長い。そういった意味ではテスラって技術レベル高い。
そんな状況が先週末に行われたレースで大きく変わった! 最近赤丸話題上昇中のアイオニック5Nが3台エントリーしてきたのだった。アイオニック5N、私ですら舌を巻く仕上がり。プロトタイプで筑波サーキットを1分3秒台で走っちゃいましたから。予選が始まると、常勝モデル3に次ぐ2位だったものの、1分55秒7はスリックタイヤ履くスーパー耐久のフェアレディ並!
レース始まると、いやいや強い! 上はリザルト。1位、3位、5位とな! KIMIさん、テクニックはもちろんモデル3の仕上がりも相当なレベル。世界で最も速いモデル3と言っても良い。そいつがシェイクダウンしたばかりのアイオニック5Nに届かなかった。もう完全にアオニック5Nの時代です。参考までにARIYAも出ていたが、電池温度で上昇して苦戦。
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さすが、元BMW Mシリーズ総括者がNurで開発したBEVですね。バッテリーの温度管理を重視しているのも、やはり本場で鍛錬したからこそなのでしょう。ヒョンデ側も、金を惜しまず投入したんだと想像します。会長直々のヒョンデBEV戦略、その「顔」であるIoniq5nが、多くのメディアに称賛されているのを見ると「ヒョンデのBEV戦略は大成功」となるかと。
このレース結果は、間違いなく韓国メディアに取り上げられると思います。「モデル3に勝った!」は喜ぶと思うな。個人的には、日本は色んな意味で平等で良い社会だとも思う。
一方、発売前からIoniq5nの販売面に関しては、私を含めて多くの人達が懐疑的だったとも想像します。8月の韓国内での販売台数は、EV火災フォビアの影響もあり40台位だったとか。北米の販売台数は、Ioniq5に含まれて発表され続けているので分かりません。が、発売当初からNetで定価での販売可能モデルが多数存在し、最近で500ドル値引きを始めたので、相当厳しいんだと想像します。
矢継ぎ早に新モデルを発売し続けるヒョンデのIoniqシリーズは、最近の自動車メディアに無くてはならない存在ですよね。ただ、販売状況となると、他メーカーと同様に高額の割引販売を強いられている場合が大部分かと。
例えば、SUVモデルのKIA EV9は200万ドルの値引きが状態化しているようです。現実として、多くの北米人はBEVを(安く設定されている)リースで購入しているのかも。
となると、数年後リース終了BEVはメーカーに戻され、値落ち幅が非常に大きい傾向があるBEV中古車を大量に抱えることになるのでしょうか?
自己レスです。
一部訂正させてください。
>SUVモデルのKIA EV9は200万ドルの値引きが状態化
◎SUVモデルのKIA EV9は18,000ドル以上の値引きが常態化
大変失礼しました。ヒョンデが優秀なBEVを作ったので動揺しているのかも。
値引きに関しては、日本を含めた他メーカーBEVも大幅な値引き販売が続いているようで。ただ、販売モデルが少なければ少ないほど痛手も少ないのでは、とは思うのですが。
テスラもアイオニックも終盤カメモードになったけど、ノーマルタイヤだったアイオニックが図らずもカメモードにならなかったので優勝できたとの事。データが沢山採れた事が一番の収穫でしょうね
そろそろモースポできるEVへの買い替え検討しています。
EV-smart Blogにも記事があり、興味深く見ていたところでした。
https://blog.evsmart.net/ev-racing/new-wind-in-ev-racing-ioniq-5-n-stops-teslas-winning-streak-in-all-japan-ev-gp-round-5/
モデルSもアイオニック5Nも7周目(約30km?)からセーフティモードということで、ニュルブルクリンク2周分(約25km×2)を全開でいけると公言しているアイオニック5Nはちょっと疑問符ついてます。
モデルSのほうは、ニュル1周分に性能合わせて、7分25秒を記録したとも言えますね。
アイオニック5Nはリチウムイオンポリマー電池とのことで、リン酸リチウム電池を載せた車体だと(BYDなど)どうなるか気になるところです。
もし、ジャガーI-Paceで再び参戦される方がいたら、エアコンを軽くかけた状態(冷房用コンプレッサーがONになる)で走ってもらえませんでしょうか。
エアコン/空調OFFだと距離を稼ぎたいんだと車が判断して、電池を長持ち(距離を走ることにエネルギーを使おうとする)させるため、バッテリー冷却機能も兼ねるコンプレッサーを回さず電池を冷やす機能が弱まるそうです。
それでも普通の道を走る分には冷却は間に合うのでしょうが、サーキットには厳しいんじゃないでしょうか。
bz4xはまだ出場される方がでてくれば、応援したいです。サーキットライセンスをとれば、平日に走れるのかな?
30プリウス乗ってる頃、雑誌のイベントでつくばをエッセやカプチーノに混ざって走りましたが、どんどん電池が減って回生や充電も間に合わず、サーキットは過酷なんだなあと思いました。また同じことをためしてみたい。