電気自動車続々
ロスショーで次々と電気自動車が出てきたのは、何度か書いてきた通り2012年から施行される法規に対応するためである。
GMやフォード、トヨタ、ホンダといった規模のメーカーは、とりあえず2012年に1000台程度の電気自動車を売らなければならない。いかに低いコストで対応するかが大きなテーマだ。
だからこそGMの場合、ハイブリッド車に発展させるボルトを電気自動車として認めてもらわなくちゃならぬ。トヨタはテスラのノウハウを借りて電気自動車を仕立てた(自社の電池が間に合わなかった時の保険です)。これまで明確な姿勢を出していなかったホンダも、フィットの電気自動車を発表している。
いずれにしろ2012年時点で安価かつ安定した性能持つ電池を生産できるメーカーは3社のみ(日産NEC。サンヨー。LGケム)。希望を込めてGSユアサが加わる程度。しかも最初から大量生産に突入する日産を除き、規制をクリアするための電気自動車と考えていい。競争から抜け出すのはどこのメーカーか?
日本でもトヨタがiQベースの電気自動車を発表した。内山田副社長は「電気自動車は都市部のモビリティ」だと言っていたけれど、先日訪れた長崎の五島で自説に対する自信を深めた。軽自動車クラスで安価な電気自動車を作れば、ガソリンスタンドが急速に減少し始めた僻地で絶大な効能を発揮すると思う。
iQのように室内キャパシティの少ない都市型のクルマでなく、タントのような広いクルマをベースとした軽自動車もニーズこそ大きいかと。さすがのトヨタも電気自動車についちゃ読み間違いをしていると思う。ハイブリッドという素晴らしい技術を確立していたからだろう。でもハイブリッドだって日産の猛追を受ける。
どうやらフーガ・ハイブリッドと同じタイプのプリウス級ハイブリッドの開発を進めているらしい。日産式ならトヨタ式と勝負できる燃費性能を実現できる可能性大。トヨタももう少し電気自動車に対し気合い入れた方がいいかと。日産の電池、スバルが権利を持っていた。そいつを手放した失策の挽回が必要です。
と、エラそうなことは書けるが、それより自分の将来の心配をした方がいい?
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急に出てきたのでフィットのEVにはびっくりしました。どうせハリポテかもしれませんが、FCXを作ったのだから基本的なコンポーネンツは持っているのだから不可能ではないでしょう。次期型には初めからラインナップされているといいですね。
iQのEVもどこかで発表していました。1満充電の走行距離が100kmしかないといっていましたが、一晩充電で100kmならちょうどいいのではないでしょうか。軽自動車で軽く作ればもっと走ると思います。ダイハツと手を組んでいるのだからタントやムーブで実現して欲しいです。電池はテスラのでもいいと思います。そんなヘンなところは走らないから、早めにお願いします、と言う感じです。
タミヤ模型から、公道走行可能なミニ四駆が発売されたら、我々世代は嬉しくて仕方が無いであろう。
少ない小遣いでミニ四駆を改造していたあの頃の感覚、既存メーカー製のEVでも味わえる事を願っております。
スイスのツェルマットという街は、ガソリン車禁止、馬車か日本の軽より小さいEVしか走っていない。
日本は軽自動車の優遇税をEVに限定すべきだ。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1002/03/news010_2.html
すでに実車を発売し,今回アメリカ版も出してきた三菱自動車iMiEV(GSユアサの電池使用)の記述がないのはどうしてでしょう?
トヨタなどと規模は違いますが^_^;
タントのような広いクルマのEVがほしいですね。軽自動車クラスで安価な電気自動車を作れば,一家に複数台所有する田舎では売れると思います。この点で私は,SIM-Driveにも期待しています。
http://www.sim-drive.com/
Fit EV、現地で見ました。2012年からということで最長あと2年の時間稼ぎという気もしましたが、とにかくホンダもEV市場化レースに参戦というのは、良いニュースです。
Chevy Voltの Green Car of the Year は、何だか出来レースみたいだったので、はっきり言ってシラケながら受賞発表を聞いてましたが、国策なのかもしれません。幸い、再上場は今のところ上手く推移しているようだし。10分ほど試乗してみたところ、すぐにエンジンがかかってしまうように感じました。もっと長く乗りたかったな〜。
個人的には、あまり日本のメディアが取り上げて無かった、村沢義久氏の言うところの「スモール100」が何社も出展してたのが興味深いところでした。
例えば、TANGOというチョロQみたいな都市内通勤向け小型EV:
http://www.commutercars.com/
ここも今回ワシントン州スポケーンから出展してたので少し話を聞いたのですが、まだ数少ない顧客の中にはなんとハリウッド俳優のジョージ・クルーニー、グーグル創業者のセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ等もいるということで、意外にテスラに続く大穴(?)と言う気もしています。
その見た目とは裏腹に意外に安全性や性能が高いらしく、あと何年かすると何千台ものTANGOがアメリカの道路をチョコチョコと走りまわってたりするかも・・・
ちなみに、日本市場にも是非売りたいというようなことを代表の方が話してたのですが、規制か何かのために駄目だという話です。
何とかしてくれると日本の都市の渋滞の解決策にもなりそうなんですけどね。
農林漁業の業務で使い倒せる、軽トラや軽ワンボックスのEVが出てきて欲しいと思います。
バッテリーも中国製の鉄電池が選べたりすると、値段と性能の差異がとれたグレード構成になるかもしれません。
正直、トヨタのEVは寒冷地では厳しいです。
今までも走行距離が公称の半分だったので50キロ。
だとすれば、かなりのインフラが整わないと・・・。
GSの減っている過疎地では自宅で充電できるEVは確かに最適ですね。
またまた参考になりました。
EV、HVともに電池や制御器に相当量のレアメタル、レアアース、重金属、ややこしい化学物質を使っているはず。温暖化以上の環境リスクが潜んでいるかもしれません。
これらの採掘、精製、加工、リサイクルなどは安全なのか?
あるいはこれから製品化される技術に対するアセスメントや規制が必要ではないのか?
等等、自動車ジャーナリズムに期待することはまだまだたくさんあります。宜しくお願いします。
誠に恥ずかしながら、ビッグ3発の電気自動車よりもGMのキャデラックCTS-V(564ps)や2011年フォードマスタングGT5.0(418ps)の方に大いに心惹かれる小生は、化石並みの頭なのでしょうか?
もちろんビッグ3発の電気自動車群に見られる創意工夫には彼らが眠りから目覚めて猛威を振るいだしたことが伺え、今後が大いに期待できると思いますが何より我が国のリチウムイオン電池を筆頭とする各種バッテリー、モーター技術に関して、レアアースが入手困難となった昨今、「レアアースを使用しないシステム」を日本メーカーが開発し、大向うを唸らせてくれたら再び日本株は上昇し、世界のオンリーワンの一翼を担うのではないでしょうか。
個人的にはダイハツ・タントのEVなんて、あのスペーシャスな反面重くて前面投影面積が大きい軽ワゴン・ボディをクリーンに効率良く動かすのにはまさしくうってつけ、暑苦しい閉塞的イメージが先立つトール軽自動車シーンの常識を根底から塗り替えるのではないでしょうか。トヨタ/ダイハツ/テスラ連合の奮闘望む!