GSX-Rに腰抜かす
『GSX-R1000』というスズキのバイク(逆輸入車)に乗ってぶっ飛んだ! 今年乗ったクルマの中でイチバン衝撃を受けた、と言い換えても良い。何たってスンゴイ馬力でございます! 168kgしか無い車体に185馬力! 0〜400m加速は10秒3くらいだという。国産車最速のレクサスLFAで11秒8程度。
最高速は300km/hオーバーの実力を持つそうな。と、数字を並べてもピンと来ないけど、実際ハンドル握ったら目の玉が三角になること確実。というか、またがっただけで「タダモンじゃなね〜ぞオーラ」が出ている。ライディングポジションからしてレーシングマシンのまんま。ホントに市販車なのか、とさえ思う。
エンジン掛けたらもっと凄い! おそらくピストンのラップ音だと思うけれど、レーシングエンジンと同じタイプの音がして気分さらに盛り上がる。ギア入れて走り出したら、さらにさらに凄い凄い! 3千回転くらいまで回してみると、すでに必要以上に速い。あっという間に制限速度。なんせ1速ギアで130km/h出るという。
街中だと5速とか4速ギアのまま
1500回転からアクセル開けただけで250ccクラスのバイクの全開加速に等しい。クルマならマツダ・ロードースターの全開加速といったイメージ。こいつが1万3000回転まで回るなんて信じられぬ! ちなみに1速〜3速ギアまでアクセル全開にしてもパワー制御するという。
しかもドグミッションなので、シフトアップはクラッチ使わないでガンガン行けます。どのギアでもアクセル開けてやれば、使い切れないほどのトルクトルクトルク! エンジンマウントがレーサーと同じくらいしっかりしているらしく、迫力あるエンジンフィールを堪能出来る(決してイヤではない)。
サスペンションは競技車両に匹敵する質感。バネ硬く減衰力だって出ている。なのに案外しなやかに動き、乗り心地悪くない。クルマで言えば100万円級のショックアブソーバーだ。ブレーキのタッチもレーシングカー風。きちんとゴリゴリ鳴く。ナニからナニまで本物である。違いのわかる人ならウナるだろう。
面白いことにここまでパワフルだと本能的に「ヤバいぞこりゃ!」となって、逆に飛ばさなくなる。興味深いことにユックリ流していても楽しかったりして。クル
マでこの速さ&味を感じるの、3千万円以上です。なのにGSX-R1000の新車相場は180万円前後。全てのキカイの中で最も割安感が高い。
最近いろんな場所でバイクが人気を盛り返しそうな空気を感じる。そらそうだ。今や驚くほど高い性能を持つに至ったクルマの走りを楽しめる場所などない。バイ
クだって同じだけれど、走っているだけで刺激あるのだった。その頂点がGSX-R1000だと思う。機会あったらぜひとも味わって頂きく。
<おすすめ記事>
GSX-R1000は、このクラスの中ではロングストロークに設定されていて比較的乗りやすいバイクです。
私は2005YZF-R1に乗っています。170HPは今となってはハイパワーとは言えませんが、最高峰バイクレースWGPが2サイクルエンジンが主流だった時の500ccの最高出力と同程度と言えば「おったまげ」でしょう。
今販売されているSS系市販バイクで最高出力を記録するのは、驚くことにBMW S1000RRで、193HPです。さらに驚くことに、このバイク国産SSと変わらない値段で販売されていることです。
最近のモーターショーで発表されたカワサキのZX-10Rはとうとう200HPに達しました。装備して人が乗ったとしても300Kg未満。パワーウェイトレシオ1.5kg/HPとまんまレーサー。
このクラスの乗る人間にとっては第3のブレーキ(自制心)がなければ命がいくつあっても足りません。
バイク乗りからすると、クルマというのはサーキットを走るのでないならスポーツ走行的な意味では何が楽しいのか理解しがたいところがあります。走行性能の低さは言うまでもなく、それを操る上でも安楽椅子に座ってハンドルやペダルを操作するだけのことで、バイクのライディングと比べるとテレビゲームに等しいと思えます。しかも公道を走る場合は深夜早朝でもない限り必ず遅い車に詰まってしまいますし。バイクは暑さ寒さに加えて事故のペナルティがとても高く危険なので苦行のような面も多々ありますが、クルマとは楽しさのレベルが違うと思えてなりません。
なお、現在の1Lクラスのスーパースポーツバイクは装備重量200kg前後で180馬力以上が標準レベルとなっており、200馬力に達する物も現れています。また純粋な性能競争は2005年辺りで一つの限界(一般人にとって無意味な世界)を迎えており、その後は性能は高めつつも、それよりは如何に楽しく乗れるようにするかという方向になってきています。
GSXーRと対照的な、インジェクションのモンキーを夏に買いました。
フルスロットルで55キロしか出ない上に、小さいタイヤはちょっとしたギャップに過敏に反応して安定感は皆無ですが、エンジン性能に見合ったサスペンションとブレーキを有しており、走る場所は限られますが、法定速度域でも充分に楽しいです。
通勤やツーリングには11年落ちのCB400SFを使っていますが、サーキットにでも行かない限り、旧い400CCでも充分に速いです。
車も楽しみたい!貯蓄もしなくちゃ!って欲張ると貧乏リミッターが働いて、GSXーRは夢のまた夢です。
バイク乗りでレースにも関係してますが(鈴鹿8耐他でスポンサーしてます)、高いほうの二輪スズキはパーツにしてもなにもかもコスト無視したパーツを使っており、ポテンシャルも極めて高いです。ストックでレースするならホンダと双璧をなしてます。保安部品外してマフラーやらそこそこ変えるだけ(車両込300万程度)で鈴鹿8耐で完走狙えます。価格帯が安い二輪スズキは軽自動車のそれと同じでコストダウンが著しいですが。
いつも貴ブログ記事は楽しみにしています
そうかな?と言う記事も多少ありますが、何より色々な視点から多くを学ばせて頂ける貴重な情報です
さて、私も二輪車も四輪車(MT限定)も運転が好きです
二輪車はトライアルやオフロード系を20年近くやっているせいか、楽しみは低中速系のアクションです。これが国内の環境とリスクを考えると現実的じゃないかと思っています。オフ系はプロダクトよりテクがものを言いますし
道具としてのプロダクトの進化は流石に凄いと思いますが、デモそれで幸せになれるのかとふと思います。最新の技術はこれでもかこれでもか!と刺激や安楽を与える方向に使われているようですが
凄いですね。ゼロ戦よりパワーウェイトレシオが上です。もう空を飛んだ方が良いかも・・・
でも、みんな逆輸入なんですよね。
なんで日本人には売らないんでしょう?
「時速300km/h」と見て小生自身も所有車の一台であるレクサスIS350/2009年式(※家族名義)のリミッターを解除し、「シャシダイ上で」理論最高速280-290km/hを試してみたいと思えてきた。
同車は318ps/38.7kgmで、最高速は士別テストコースで容易に260km/h+に届いたそうだから、計算上は300弱まで達する可能性も否めなかろう。
GSX-R1000いいですよね。パワーも凄いけど、乗りやすいのには感心しまくりした。
ただ最近はカワサキから楽しそうなモデル続々出るようなので気になってます。
GSX-Rはバイク乗りの憧れですね。体力や腕の限界を感じて、タイプの違うバイクには乗ってますが、やっぱり気になります。
車はできれば、スイフトクラスで軽くて安い車で「運転」を楽しみたいです。